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中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「起終点駅 ターミナル」 & 「木屋町 DARUMA」

2015年11月27日 | 日記

  

    「起終点駅 ターミナル」

    北海道出身で在住の直木賞作家・桜木紫乃が釧路を舞台に描いた短編小説の

    映画化で、誰も裁くことの出来ない罪を抱えた主人公と孤独な女性が、心を閉ざ

    し立ち止まっていた男女が出会い、新たに一歩を踏み出していく姿を描いた内容

    です。

    監督は「はつ恋」「深呼吸の必要」などの篠原哲雄。出演は佐藤浩市、本田翼、

    中村獅堂、泉谷しげる、尾野眞千子ほかです。

 

    様々な挿話がバラバラでご都合主義もいいところで進行するので、見ている側は

    中々中に入っていけません。佐藤浩市はまだしも、本田翼は演技に奥行きがなく

    作品を台無しにしている感じだし、監督もテレビ出身だからなのでしょうアップ多用

    で映画には不向きの演出です。テーマや佐藤浩市の出演に期待していただけに

    落胆も大きい作品でした。

 

   

     「木屋町 DARUMA」

    過激過ぎる内容で物議をかもした丸野裕行の同名小説を、「捨てがたき人々」など

    監督としても活躍する俳優・榊英雄のメガホンで映画化したもので、京都の歓楽街・

    木屋町の裏社会を舞台に、四肢をなくし文字通り這いつくばるように生きる裏稼業

    の男がたどる運命を描き出しています。

    主演はベテラン俳優の遠藤憲一で、寺島進、三浦誠己、武田梨奈、木下ほうか、烏

    丸せつこ、木村祐一ほかです。

 

    このような凄絶な内容を映像化したものだと驚くし、それに対する敬意を呈したいと

    思いますが、映画の全体的な出来としては決して上手いとは言えません。見る側は

    この手の作品が好きか嫌いかの選択になりそうです。私は嫌いです。

 

 

 

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