アカデミー作品賞にノミネートされた「シックス・センス」をはじめ「サイン」など、極上
の謎と恐怖を描いて来たM・ナイト・シャマラン監督の最新作です。
今回は「パラノーマル・アクティビティ」「インシディアス」といったホラー作品を手がけ
たプロデューサーのジェイソン・ブラムと初タッグを組んでいます。もともとシャマラン
監督作品は好きだったのですが、この監督の演出力は、段々と劣化しているように
思えます。お話もつまらないし、怖い場面なんてほとんどありません。
休暇を利用して祖父母の待つペンシルバニア州メインビルへとやってきた姉妹は、
優しい祖父と料理上手な祖母に迎えられ、田舎町での穏やかな1週間を過ごすこと
になります。
それを姉弟が持つハンデイカメラからの視点で主に構成されていますが、この手法
も既に使われているもので新鮮味は感じられません。子供2人が熱演しているだけ
に気の毒になってくるくらいです。今のところシャマラン監督の作品はもう見たくない
という心境です。