こちら福岡は雨のお盆です。皆様はお盆休みを如何お過ごしでしょうか。
私は天候もさることながら、体調が今一つ冴えないこと、それに東京と打ち
合わせしながら進めている仕事での役割が、いつ私のところへ回ってくるか
判らないこともあって、お盆ぎりぎりで誘われた直行便でのグアム旅行も断
り、今年は自宅でゆっくりしています。
ところで、大映の企画制作部長だった藤井浩明さんが亡くなってもう二か月
が経ちます。
大映での仕事もさることながら、彼が偉いのは大映倒産後の活躍で、増村
監督や脚本の白坂依志夫らとともに「行動社」を設立、映画界に残って文字
通り積極的な活動を続けたことを大いに評価したいと思います。
また大映時代に「永すぎた春」の製作が縁で、原作者の三島由紀夫氏と親
交を結び、大映後に三島氏とともに「憂国」を製作したりしています。
私のブログで、同じ大映の俳優で一回も会う機会がないままに、その俳優の
売り出し作戦には加わった・・・という話を書いたことがありますように、私は
藤井氏と会ったことがありませんが、お互いに関係した作品の監督や俳優さ
んと、親交があったことからすると、やはり大映という同じ釜の飯を食んだ一
人として親密感を持つし、彼の死は深い悲しみを覚えます。
彼を偲ぶ会は、広く関係者を集めた会と、一方でごく限られた大映関係者で
の偲ぶ会が行われる由の連絡を受けていましたが、このたび上記の「藤井
浩明さんの旅立ちを送る会」のご案内を受けました。
発起人にはもと大映関係者だけではなく、とても幅広い顔ぶれが並んでいて
さすが藤井浩明と思います。
私も出来るだけ参加するつもりですが、輻輳している予定もあって、今のとこ
ろはまだ決めかねています。
↑ 「永すぎた春」の一場面