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ポルトガル唯一のノーベル賞作家であるジョゼ・サラマーゴの小説を映画化
したもので、監督は「灼熱の魂」「プリズナーズ」などを撮ったドゥニ・ビルヌー
ブ監督。主演はジェイク・ギレンホールで、1人2役を演じています。
大学講師のアダムは、友人から借りたDVDで、なにげなく観た映画の中に自
分とそっくりの俳優を発見します。
驚いたアダムは、翌日から取り憑かれたようにその俳優アンソニーの居場所
を突き止め、身重の妻と郊外に住むアンソニーとモーテルで対面。顔、姿形、
声に加え生年月日も同じで、更には後天的にできた胸の傷痕までもが同じ位
置にあることを知ります。やがて2人はそれぞれの恋人と妻を巻き込み、想
像を絶する運命をたどるのでした・・・。
この世の中に、自分と同じ人間が三人いると言われますが、もし本当にそうな
ら・・・というお話で、この作品の内容についての解釈は、見る側が色々と考え
ることがミソのようです。
ただ内容からして尺数90分はやや時間不足で、もう少し解説的な描写が必要
なことと、メタファーとして出現する蜘蛛、特にラストの蜘蛛は果たして必要か、
賛否両論のようですが私は否定派です。
余談です恋人役で出ているメラニー・ロランは、「オーケストラ」以来贔屓にして
いる女優さんですが、ちらっと全裸を見せて私を驚かせました。