映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「複製された男」

2014年08月01日 | 日記

   

     ポルトガル唯一のノーベル賞作家であるジョゼ・サラマーゴの小説を映画化
     したもので、監督は「灼熱の魂」「プリズナーズ」などを撮ったドゥニ・ビルヌー
     ブ監督。主演はジェイク・ギレンホールで、1人2役を演じています。

     大学講師のアダムは、友人から借りたDVDで、なにげなく観た映画の中に自
     分とそっくりの俳優を発見します。
     驚いたアダムは、翌日から取り憑かれたようにその俳優アンソニーの居場所
     を突き止め、身重の妻と郊外に住むアンソニーとモーテルで対面。顔、姿形、
     声に加え生年月日も同じで、更には後天的にできた胸の傷痕までもが同じ位
     置にあることを知ります。やがて2人はそれぞれの恋人と妻を巻き込み、想
     像を絶する運命をたどるのでした・・・。

     この世の中に、自分と同じ人間が三人いると言われますが、もし本当にそうな
     ら・・・というお話で、この作品の内容についての解釈は、見る側が色々と考え
     ることがミソのようです。

     ただ内容からして尺数90分はやや時間不足で、もう少し解説的な描写が必要
     なことと、メタファーとして出現する蜘蛛、特にラストの蜘蛛は果たして必要か、
     賛否両論のようですが私は否定派です。
     余談です恋人役で出ているメラニー・ロランは、「オーケストラ」以来贔屓にして
     いる女優さんですが、ちらっと全裸を見せて私を驚かせました。


コメント
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