映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「豆富小僧」 3D

2011年05月18日 | 日記
 

     世界妖怪会っていうのがあって、そこの会員である京極夏彦のユーモア
     妖怪小説「豆腐小僧双六道中ふりだし 本朝妖怪盛衰禄」を原作にした長
     編ファンタジー映画(86分)です。
     原作の豆腐・・を豆富にしたのは何か差し障りがあったのでしょうか、結果
     は富の方が良かったと思います。

     物語のスタートは江戸時代です。
     妖怪なのにお盆に豆腐を持って立っているだけで、人を怖がらせたり驚
     かせることが出来ない豆富小僧は、いつも妖怪の総大将で父親の見越し
     入道に怒られてばかり・・・悲しくなった小僧は、別れた母を探すため、お
     目付け役の達磨とともに家出をするのでした。

     二匹?二人?(かな?)は、妖怪の敵である狸一族に騙されお堂に封じ込
     められてしまいます。
     ようやくお堂から出られたのは200年後の現代東京で、妖怪を見ることが
     出来る少女アイと出会うのですが、東京でも人間を操ろうとしている狸
     たちと改めて対決することに・・・。

     手書きアニメとCGアニメを融合させて製作されていて、見初のころは正
     直イマイチと思ったのですが、段々馴れてきて豆富小僧もキュートに見
     えてきて結局最後まで面白く見ました。
     物語の構成というか展開がとても気が利いているし、傲慢な現代人への
     皮肉も結構効いているからでしょうね。

     豆富小僧の声は深田恭子ですが、普通作品でのお芝居が上手いと思っ
     たことはないし、週一の音楽番組に裏方出演して黙々とピアノを弾いて
     いる彼女を見て不思議な子だな・・・と一寸興味を持っていたこの子の声
     優ぶりは役にピッタリはまっていて私は大いに買います。
     あと声の出演者は武田鉄矢・松平健・壇れい・渡辺美佐・小池徹平・大泉
     洋・宮迫博之・はるな愛などなど豪華です。

     公開前に、フジテレビなどで特番をやっていたようですが、どれだけ効
     果があったかで、もっと対象を絞っての浸透宣伝をやるべきだったので
     はないか、私が見たのは本日5月18日朝の回の客は私の他に一人。
     それと無理に3Dで見る必要も感じなかったことを付け加えておきます。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする