先日の筑紫野市・武蔵寺に引続き、今日は福岡県八女市黒木町の大藤を
見に行って来ました。
九州で最も有名な"藤"の名所といわれる「黒木の大藤」です。
八女市はお茶の名産地として全国的に有名ですが、仏壇や提灯など伝統
工芸品の産地としても著名です。
黒木町はこの八女市にあり、更に町を有名にしたのはここが五木寛之・
黒木瞳の出身地だということと「黒木の大藤」です。
樹齢610余年を超える国指定天然記念物の大藤は、藤棚が約3000平方メ
ートルと広大で、淡い紫色の花の房が無数に垂れ下がり、1.5メートル
以上に成長した房が多く見られます。
この大藤はわが国でも紫色藤の代表的老巨樹ですが、保存管理が良くて
樹盛に衰えをみず、その美観が今なお続いているものです。
黒木町は小さな町ですが、この町に入ったときから素敵な藤の花の香り
がして来訪者を気持ちよく迎え入れてくれます。
藤棚の周辺では町をあげての物産展が開催されていて、新茶は勿論です
が当地の特産品や芋まんじゆう・だご汁などの郷土料理が販売されてい
ました。
少し時間がとれたので、この後は車で約15分の「グリーンピア八女」に
も寄りました。
広い敷地に大自然が広がる施設で、ちょうどミツバツツジやシャクナゲ
が見ごろでここも素敵でした。
今日は黒木町しか回らなかったのですが、この界隈には神話伝説に包ま
れた矢部エリア、満天の星空と連がる大地の星野エリア、フルーツの里
と呼ばれる立花エリア、ゲンジボタルの里・上陽エリアなどが取巻いて
いて、一帯が"癒しの里"という私にとっての秘境です。
皆さんも機会があったら是非お出かけください・・・。