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年末に地方制度調査会から
多様な人材が参画し住民に開かれた地方議会の実現に向けた対応方策に関する答申
が首相宛てになされたことについては、前ブログでも触れてきました。
地方議員のなり手がいない、無投票となるケースが多い、報酬額が少ない、結果、議員定数も減少、女性の立候補も地域理解が進まず難しい、などなどから、なんとかせなあかんということはよく分かります。
答申には、
「各議会において、議会活動に対する住民の理解を深め、住民が議会に関心を持つようにするための取組を進めていくことが必要で、こうした取組に参加した住民の中には、実際に議員に立候補した事例もあり、多様な人材を議員のなり手として涵養していく観点からも有用と考えられる。」
とあり、それはそうなんだろうと。
近隣の地方議会をみて私は思うに
議員の質問力を上げ政策立案に辿り着く取り組みを、議会改革で実際に見せることだと、そう考えるのだが。
一案として、それには一般質問を生かそう、ということ。
議員に与えられた重要な機会だからこそ、各々議員発行の活動報告には毎回の質問内容、答弁概要が載せられている。
質問する価値がある内容かかどうかは、まちをどうよくしていこうとしているのか、その質問議員は熱を持って取り組もうとしているのか、で決まると考えている。
この是非問い質さねばならない、という熱量がまちづくりに直結するのだが、どうもそこが今一つ伝わってきてないのでは。
一般質問で議員が一人孤軍奮闘しても、結局、議会も市政も変わらないという嘆きが聞こえてきそう。
同僚議員の質問を、他の議員は真剣に耳を傾けているか、頷いているか、拍手はしているか、同じ会派なら尚更。
地方議会改革が叫ばれて久しくなるが、私もかつては同じ場にいたものとしていささかの責任は感じるが、いまイノベーション必要です。
ひとりぼっちの一般質問で終わらせないために、良かった質問課題については議会全体の資源として勉強会、研修会で活用し政策提案に結び付ける取り組みを。検討する、今後の課題、などの当局答弁あれば突っ込みどころ満載です。
また、議会内部で、年間前期後期のベスト一般質問賞を選び、議会広報で論点を市民に広く知らせることはどうか。
ああいう議論の輪の中に入りまちづくりに貢献してみたい、という意識を持たれている方はいると思う。立候補も有りか、と。
迎える新年1月4日、仕事始めで首長や議員さんが集まられて新年賀詞交歓会が催されるのが恒例だが、多様な人材がまちづくりに参画できる年に、そういう声が上がらないか、上がって欲しいですね。