勝地(かつち)ブログ

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NO.2494 議会初日

2015年09月01日 19時42分58秒 | Weblog
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議事日程18までの全てが終わったのは、午後5時をだいぶ過ぎました。予め時間延長の宣言をしています。守本英昭代表監査委員にも同席いただき、決算に付されている決算審査意見書の報告を受けました。

委員会付託した議案は14議案、付託せずに即決で表決したのは次の5議案。
⚫️議案第67号 市税条例等の一部改正(可決)
これは市民税、固定資産税、軽自動車税、特別土地保有税、国保税、介護保険料の減免申請期限がこれまで「納期限7日前」となっていたものを「納期限」に改め、申請者に時間的便宜を図るもの。
また、申請書にマイナンバー(個人又は法人番号)を記入するもの。施行日は公布の日。
⚫️議案第68号 個人情報保護条例の一部改正(可決)
これは10月1日からマイナンバー制度(番号法)導入により国民一人ひとりに番号が付番されるので、個人識別機能の高い情報が含まれていることから適正な取り扱いを確保するための措置を講じるもの。施行日は平成28年1月1日。
⚫️議案第73号 家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正(可決)
これは小規模保育事業所A型、同B型、保育所型事業所内保育事業所、小規模型事業所内保育事業所に勤務する保育士数の算定にあたって、従来は「保健師又は看護師」としていたが新たに「准看護師」が加えられたもの。施行日は公布の日。
⚫️議案第75号 国民健康保険特別会計補正予算(可決)
これは一般会計から165万円を繰入れ、出合診療所の空調設備工事で判明したアスベストを除去する費用にあてるもの。
⚫️議案第76号 介護保険特別会計補正予算(可決)
これは決算で確定した繰越金23259千円を繰入れ介護給付費準備基金積立金7486千円を取り崩した合わせて30745千円で、過年度にもらい過ぎていた補助金を返還するもの。

議事進行のなかで一つ、議長反省。
一般会計補正予算の質疑答弁のなかで、民間団体の会議内容のやりとりに関する答弁発言は制止すべきであったと内心反省しています。

胸に手をあて、議会初日が終わりました。

議長室から窓ガラスに映ったあり得ない景色。酒蔵背後の山並み……反射のイタズラです。


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NO.2493 冒頭挨拶

2015年09月01日 12時48分00秒 | Weblog
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短く議会運営委員会を開いてから全員協議会。交通事故にかかる考査委員会の結末、地域おこし協力隊の所管部局替えを当局より報告。そして決算特別委員会委員の選任、今日の日程について周知させていただき、開会冒頭の議長挨拶が長文になるので挨拶中に✖️を出さないようにお願いしました。みんな笑ってましたが。

そして行った挨拶です。

開会に先立ち、一言ごあいさつを申し上げます。

赤とんぼが、黄金(こがね)色に実った稲穂の上を飛び交う姿が見られ、そよ吹く風にも秋の気配が感じられるようになりました。
議員各位におかれましては、極めてご健勝にてご参集を賜り、本日ここに第74回養父市議会定例会を開会できますことは、誠にご同慶に堪えません。

本日9月1日は、関東大震災が発生した日であるとともに、暦の上では二百十日に当たり台風シーズンを迎える時期でもあります。地震や風水害等に対する心構え等を育成するため、政府では毎年9月1日を『防災の日』とし、続くこの一週間を防災週間と定め、各関係機関が緊密な協力関係のもとに防災思想普及のための行事や訓練などを行うこととしています。
全国各地での取り組みと同じように、養父市においても9月6日(日)市内一斉避難訓練が行われます。
地震や風水害を想定した非難経路の確認や情報の伝達、食糧の確保などを通じて課題を把握し、想定被害に対する対応策が確認されることになっています。
市民1人ひとりが積極的に参加され、これら訓練での経験や教訓から学びとり、普段から「自助」「共助」の取り組みに努めていただくようなネットワークの拡がりも、期待したいものであります。

防災にはハードの整備も重要です。とりわけ道路と河川です。
先の6月定例会以降、北近畿豊岡自動車道・山陰近畿自動車道早期実現、県道養父宍粟線改良、過疎基幹農道建屋安井谷線早期開通、県道関宮小代線改修、円山川上流改修など、養父市を取り巻く道路・河川整備に向け多くの期成同盟会の総会がもたれ、更なる事業推進に向けた取り組みの強化を市長・議長ともども確認し、県・国へ要望してまいりました。
また先般は、「但馬地域づくり懇話会」が開催され、但馬管内の市町長・議長と知事が、これからの但馬地域のあり方について総合的に意見交換を行いました。但馬地域として、これら道路・河川整備に加え、地域医療及び医師の確保、福祉医療費の助成、国保制度の広域化支援、子育て支援、鉄道利便性の向上、山林整備、有害鳥獣対策などについても課題提起をしてきました。
これら但馬の特異性や多様性を認めながら、水平補完として広域体が支援する仕組みが、県地方創生条例のもとで実現されていくことを期待するものであります。

8月26日に発表された政府の8月例経済報告によりますと「景気は、このところ改善テンポにばらつきもみられるが、緩やかな回復基調が続いている。個人消費は、総じてみれば底堅い動きとなっている」とのことであります。
先行きを確かなものとするために、政府においては「規制改革実施計画」及び「まち・ひと・しごと創生基本方針2015」の着実な実行と、「地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策」補正予算の迅速な実行を期待するものでありますし、
養父市政においては、平成27年度当初予算並びに補正予算の執行にスピード感を持たせ、円滑かつ着実に実施されるよう願うものであります。

「人口は職を求めて移動する」と言われています。
また、利便性の良くない地域で、その地域の経済が全国どこにでもある「金太郎飴型」の構造であれば、職場を維持し続けること、新たな職場を作りだすことは難しいとも言われています。
見方を変えると、総意と工夫で地域経済をダイナミックに変化させていく個性を打ち出すことが出来れば、個性に裏打ちされた職場が生まれ、働き手の若者を惹きつけることができる、それは田舎であろうとなかろうと関係はない、ということではないでしょうか。
「国家戦略特区 中山間地域農業の改革拠点」としてちいさな養父市が持続可能なまちとして有り続けるために、規制改革に挑戦し、ともすれば閉塞的になりがちな中山間地農業の未来を切り開いていこうとする動きは、正にこの職を求めて移動する人口を獲得しようとする取り組みといっても過言ではないと考えます。

このように社会経済や地域社会の状況が大きく変わっていこうとしている中、地方行政の一翼を担う地方議会の役割は、ますます重要となっています。
養父市議会として、議会基本条例の理念の実現に向け、また、自己決定と自己責任の拡大等に対応していくため、議会の活性化と権能強化を目指した調査研究に努めているところであり、市民の負託にしっかり応えていける仕組みを作り上げていきたいと考えています。

このような情勢のもと、今期定例会に提案されます案件は、条例制定、補正予算、決算認定など、いずれも重要な議案ばかりでございます。また決算認定議案審査のため、決算特別委員会の設置を予定しているところでありますし、
会期中には市内小学校の運動会・中学校の体育祭、公立八鹿病院組合議会定例会、南但広域行政事務組合議会委員会も予定されています。
議員各位におかれましては、格別のご精励をいただきながら、活発な議論に臨み、慎重に審議の上、適切妥当な結論が得られますようお願い申し上げ、開会に当たってのご挨拶とさせていただきます。




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