Yoshi Veggie & Salon de Topinambour

自然な暮らしとナチュラルフード、地球の多様な食文化を愛する、旅する植物料理研究家YOSHIのつれづれ

生ごみモンダイ 山ごみモンダイ

2005-09-09 | Weblog
生ごみをごみに出す罪悪感。
燃やされるんじゃなく、土に返したいんだ。

幸いここ緑ハイツにはちょっとした地面があるから、大抵はそこで土や拾ってきた落ち葉やむしった草と混ぜて、堆肥にする。
ちょっとそれが面倒くさいなあ、と思ってサボったら、台所にたまった生ごみが助けてーと匂いを放ち始める。
助けて欲しいのはこっちじゃい。
確かに正直手間はかかる。疲れて帰ってきたときなんか、言い訳はいくつも出てくる。
生ごみよりも、先にエビスを私にくれ。
それに、毎日出る生ごみに対して、土が足りなくなってくる。

機械のお力を借りるのも一案かと、思案してみる。
乾燥、軽量化して、堆肥にもできるという。
自治体によっては、購入に際して助成金も出るという。

生ごみ処理機、助成金、住んでいる自治体名、で検索。
例えば、飯能市ホームページ生ごみ処理機購入費補助金制度

各メーカーから出ている製品比較がここでできる。
価格.com

(以前は長いこと米ぬかと混ぜてぼかしにして、というのをやっていたが、これもバケツにたまった頃、土に返すその土の量が圧倒的に足りなくて、匂いの問題にしばしば悩まされた。)


キッチンの臨時スタッフもっちゃんと、南極ってごみいっぱいなんだってー、という話から登山家がごみを残して下山していく話になって、ごみ捨ててまでどーして山に登ろうとするのだろう、という疑問で話が終わった矢先、ちょうど見かけた、EWOMANサイトの対談で、登山家 野口健さんのお話が面白かった。

生きて帰ることが登山家としての「成功」であり、正しい判断。それを世間では「失敗」と呼んでいる。

「ゴミを捨てる隊と遭難者を出す隊は重なる」
「失敗したらたたかれるから、絶対に帰れないって、危なくても突っ込んで死んでしまう。そういう隊は、ほかに気も回らないから、ゴミも出す。ほかの隊に比べて余裕がないからゴミも多いんです。」
一方、ヨーロッパチームの余裕の楽しみ方が印象的。

高山にいると体はぼろぼろになるらしい。すさまじい。
酸欠になると血液がどろどろに汚れ、伊豆の道場で断食して汚れを出す話も。

一人のアルピニストとして、そこで起きるいろんな矛盾や問題に向き合い、「清掃登山」、「シェルパ基金」などに取り組む野口さん。
同感、っていうにおこがましいが、こんな方がいてよかったなあ、と思う。
こんな目で、世界を見つめていきたいな、と思う。

野口健 公式WEBサイト





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