薪ストーブ暮らしが大好きでブログ書いてます。
燃焼のこと、薪作りやメンテナンスのこと、そんな写真と駄文で毎日更新!
薪ストーブ|薪焚亭
フレックスバーンまだ焚いてないけど構造的には大満足です
バーモントキャスティングスのニューモデルに触れてみて最初に思ったこと、それは何といっても触媒が近くなったってことです。 フレックスバーンになって、このことは最大のプラスポイントです。 とにかく良くなった。 感動的なまでに良くなった。 これでメンテナンス性は大きく向上したと思う。
これまでの苦労は何だったの? ってなくらいに、触媒へのアクセスはたった数秒の世界です。 実にあっけなくて、まさに革新的な進歩でして、めっちゃ簡単です。
今日もヨロシクです!
さて、今日は デファイアント・フレックスバーンの分解はどこまでやった? のつづきなんですが、燃焼システムについて考えてみようと思います。
一次空気の吸気口が背面下部にあることはこれまでと同じだし、触媒機に装備されてたバイメタルの自動温度調節機能は、同時並行販売のエヴァーバーンには採用されてなかったんですが、フレックスバーンでは採用されてます。
ニューモデルにこの自動温度調節機能が受け継がれていることは、バーモントキャスティングス愛好家としては、て言うか、個人的にとても嬉しいんですよね。 これはバーモントキャスティングスらしさの象徴的な機能だと思う。
背面下部から入った空気は左右のパネル内部を通り徐々に温められながらフロント上部に達すると、エアーカーテンとしてガラスに沿って炉内へ供給されます。
ストーブ本体が十分温まったらダンパーを閉じて、未燃焼ガスを二次燃焼室へ送るんですが、ここまではこれまでの触媒機と同じですね。 でも、フレックスバーンの場合はこのあと直ぐに触媒燃焼に移行しないのです。
まずは未燃焼ガスの吸込み口で二次燃焼を促すための空気と混合されます。
混合気は上昇して左右に分けられ二次燃焼室内部へと向かうんですが、おそらく気の早いガスはこのあたり、混合気になる時点でも発火するんじゃないかと思います。
上の写真が二次燃焼室の内部なんですが、天井と左右に細かい孔がたくさんあります。 ここからシャワーのように二次燃焼用の空気をふんだんに送り込む訳です。
ここでの燃焼は俗に言うオーロラのような炎なんでしょうね。 ガラス張りでないのが残念ですが、見れるものなら見てみたいものです。
二次燃焼でも燃え残ったガスは次の段階でようやく触媒へたどり着きます。 つまりフレックスバーンは三次燃焼まであるってことになります。 メーカー公表値によれば最終的な燃焼効率はデファイアントで84%、アンコールで86%とのことです。
燃焼効率 84% EPA 廃棄物量 1.1g/h - 1975 DEFIANT
燃焼効率 86% EPA 廃棄物量 1.2g/h - 2040 ENCORE
最後の触媒燃焼では左右からと触媒の底をめがけて空気のシャワーです。
2年前、画像で初めてフレックスバーン(あの頃は2in1)の燃焼室を見て、触媒が2インチから1インチへと薄くなってしまったことが残念だったんですが、それで、燃焼室の壁を少し削ってやれば2インチでも入ると判断したので、手に入れたらやってみようと思ってたんですが、実物を分解してみて止めました。
2インチの触媒を使えば二次燃焼室がその分狭くなって燃焼効率(クリーンバーン)が悪くなるという判断なんでしょう。 それだけの容積が必要なんだと思います。
仮に2インチの触媒を使って容積を減らすと、それによって失うことになる二次燃焼分は、プラス1インチの触媒燃焼では回収できないってことなのかも知れません。
限られたスペースの中での設計はいろんな試行錯誤があったんでしょうね。 最終的に触媒を1インチに落とすことで最善の燃焼バランスを得ることができたってことなんだと思います。 なので、メーカーの設計に従おうと思います。
つうことで、1インチの触媒ですが、次回の輸入から発注します(笑)
長くなったので2回に分けます。
つづく
まきたきてー発電所 毎日の発電実績
2013年のキュウリ収穫累計 : 88本/ナス収穫累計 : 71本
大玉トマト収穫累計 : 4個/中球トマト収穫累計 : 6個/小玉トマト収穫累計 : 9個
水耕栽培大玉トマト収穫累計 : 4個
コメント ( 2 ) | Trackback ( )
« 費用対効果じ... | 薪ストーブの... » |
ところで、バーモントのコンバスター交換手間が大幅に改善されることはとてもデカイですね。うちのカスタマーも作業時間の短縮を歓迎することでしょう。
写真、参考になります。ありがとうございます。
平均10時には寝てしまうので、明るくなると起きてしまう(笑)
なので、これからだんだん日が短くなると、
冬場なんて6時まで目が覚めない。
動物的、野生的、て言うか、地球に逆らわない(笑)