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かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

シャーロック・ホームズのすべて

2022年09月28日 | Books
今日は、ほぼ1週間振りのオフィス。
ちょっと忙しい。



本書は、本屋でゲット。
子供の頃から大好きなシャーロック・ホームズ。
そのすべてというからには。

一言で言うと、面白い本だった。
と言っても、ホームズの話の本丸というより、その魅力を追った人々、社会現象を、総括した本と言えようか。
先日、アリスの特別展の話はしたが、同じような時期の作品を、今まで、味わい尽くしてきた歴史を様々な分野から説明してくれる。

そもそも作者のコナン・ドイルは、1859年生まれというから、私より、ちょうど100歳上。
無くなったのが、1930年というから、亡父の生まれた歳というイメージ。
その頃のイギリスで書かれた作品ということを、まず念頭に置いた方がいい。

そこから、作品自体も、大きな変貌を遂げたし、様々な分野で、作品をいじり倒している?
まずは、ファンクラブ。
まじめなファンクラブが世界中で、作られ、日本でも、そのファンクラブが軽井沢に像まで作ってしまった。
数年前、ロンドンのベーカーストリートで見た像も立派だったが、それはずっと新しいものだったらしい。

本、劇、アニメ、映画、TVドラマなどでも、繰り返し繰り返しリメイクされた。
特に本の挿絵は、小説には細かく描かれなかったホームズ、ワトソン、モリアーティのイメージを定着させた。
TVドラマでは日本のドラマのことや、竹内さんが、亡くなられたことまで書かれているが、これは原書にも書かれていたのか、翻訳時に加筆されたのか。
名探偵コナンに触れられてはいなかったが。
TVドラマでは、直近のBBCの作品を絶賛。
DVDを持っていて、まだ全部見れていないが、確かによくできている。
一方、その前の作品にはひどいものも多かったそうだ。
ロバート・ダウニーJr.の映画も高く評価されている。
最初に見た時は、ちょっとびっくりしたものだが。

ホームズ関連のコレクション蒐集も盛んのようで、いろんな国々で、大切に保管、公開されている。
蒐集家が亡くなられた時に、20万点もの収集品が寄贈されたケースがあるそうだが、どうやって20万点も集めるのだろうか。
関連本として、ルパン対ホームズにも触れられているが、これも、子供の頃読んだ。
ルパンも、ホームズ同様、よく読んだのを久しぶりに思い出した。
そういった意味では、ルパンよりも、ホームズの方が、繰り返しアップデートされてきたといえる。

ホームズの部屋も世界各地で再現されているそうだし、実際どこの家がモデルだったのかも、諸説あるようだ(実際の住所は存在しない)。
立派なお城まで作ってしまった人がいるという。

ホームズの世界をより楽しみたい人にお勧めできる本。


PS
家に帰ったら、大きなビートルズの記事。
前日アップしたフィルムのニュースだが、使われている場面が、私がピックアップした写真と被っているのが笑える。


コメント
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