ウインブルドンでは、ナダルとウォズニアッキが、早々に姿を消してしまった。スポーツの世界は、厳しいなあ。
古事記、日本書紀の本をつらつら読んでいたら、頭が混乱してきたので、ノウハウ本を買ってみた。
著者はこの道の専門家ではないようだが、よくできている。
カラー写真もきれいだし、図解、チャートもよくできているし、特に、日本書紀と、古事記の違いのワンポイントレッスンがいい。
出来のよい、参考書に出会った気分だ。
専門家から見ると、いろんな議論があるところも断定的に述べられているので、ちょっとかちんと来るところもあるかもしれないが、アマチュアだと、まず一番有力な説に沿ってあらすじを捉えてから、古事記の迷宮に足を踏み入れた方がいいだろう。
それにしても、日本で一番古い本が、このようなロマンに満ちた、日本全国(流石に東の部分は少ないが)にまたがる壮大なストーリーを描いていることには、驚きを禁じ得ない。
比較的、通ったつもりの奈良近辺でも、まだまだ記紀にちなんだところで、訪れたことがないところが多いのには驚いた。
1300年の間に、全国各地に、記紀にちなんだ神社、陵などが、数多く作られた。
我田引水的なものもあったのだろうが、長い歴史の中で、その真偽は、確かめようもない。
今年は、古事記に凝ってみようか?
訳書を一回読んだら、このような解説本を読むことをお勧めする。