さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

ワムシ

2010-12-17 15:08:16 | 魚類生産
今週から、ワムシ(シオミズツボワムシ)の培養がはじまりました。



年明けにはじまるマコガレイの種苗生産に備えたものです。

ワムシは孵化仔魚の大切な初期餌料なので、事前に培養しておきます。


試しに顕微鏡で見てみました。



左の丸い部分は肢(足)で、先端の爪で下にくっついているので丸く見えます。

肢を伸ばすとこんな感じです。




餌にクロレラを与えているのでお腹は緑色になっています。

右端の口の部分には繊毛がたくさんあり、移動したり食べたりするために
常に動かしています。

口の下にある赤い点は眼点です。



大きさはだいたい0.5mmほどでしょうか。

魚類の生産がはじまると、このワムシを毎日億単位で仔魚に与えます。

そのため、ワムシの培養はとても重要になってきます。
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