さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

マコガレイの放流

2018-03-20 09:29:25 | 放流、イベント
3月13日(火)、横須賀市深浦漁港でマコガレイの稚魚放流を行いました。


ダンべいっぱいのマコガレイたち。


まだ小さくて弱いので、サイフォンで海水ごとホースを通って海へ。


ホースの先に重りをつけて、海中へ落とします。


知らない人が見たら、およそ稚魚放流とは思えない光景です。

8万尾のマコガレイ稚魚を放流しました。


そして翌日の3月14日(水)、横須賀市平成町にて放流を行いました。


朝日を浴びるマコガレイたち。


横須賀東部漁協の職員さんも興味シンシンです。


放流も手伝ってもらいました。

2日間とも、放流日数は8万尾。
当協会の事業で、無償放流です。

東京湾のマコガレイは釣りでも市場でも人気があるので、
稚魚たちが大きく成長して海辺を盛り上げてくれれば、
と思います。
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マコガレイの選別

2018-03-09 09:27:19 | 魚類生産
先日、加温水槽で飼育しているマコガレイ稚魚の
選別を行いました。


まずは水槽の水を抜いて、


稚魚を回収します。

着底後で、底面に貼りついているような状態なので
ホースで優しく流しながらの回収作業です。


回収された稚魚は、この木枠の中に入れます。


本日は5㎜メッシュ

ココをすり抜けられる大きさと、それ以上の大きさに分けます。


が、以外といっぱいすり抜けたので、


もうちょっと細かいメッシュも登場しました。


回収後は、一度水槽を洗浄します。

左が洗浄中、右が回収中。
同時進行でドンドンいきます。


大きいメッシュで残ったサイズ(大)から、
数をカウントしていきます。

そして洗浄した水槽に再び水を張り、
サイズ毎に数を揃えて収容していきます。

今回は、大・中・小の3種類に分けました。


今月出荷予定の大サイズたち。

早く出荷サイズに育ってね。

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直(じか)飼育、順調です。

2018-03-02 16:13:31 | 貝類生産
先月から、アワビの剥離(はくり)作業が始まりました。

剥離は、通常だと屋外での波板飼育から屋内のカゴ飼育へ
移行するときに行う作業ですが、今年は剥離した稚貝を
殻長ごとに振り分けて、再び屋外の水槽で直飼育しています。


普通は吊り下げる波板も、直飼育では水槽の底にそのまま
置くような形です。


手前の波板を持ち上げると、底に稚貝が固まっていました。

波板上にも稚貝のかたまりがあります。

アワビは夜行性のため、昼間は寄り集まっていて、
夜になるとエサを求めて歩き回っているようです。


屋内では、サザエの直飼育中です。


大きな巡流水槽に、長いシェルターを並べています。


エサは、配合飼料とアオサです。


いずれも定期的に殻長・殻高を測定しながら
成長の様子を観察しています。

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