さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

クロダイの出荷

2011-09-28 10:46:58 | 魚類生産
昨日はクロダイの出荷がありました。



出荷数を揃えておいた生簀網を、




筏から外して、




網ごと移動用の筏へ・・・




魚が逃げないように・・・




注意しながら・・・




移します。




そして筏を船で曳いて岸壁へ。




岸壁についたら網をたぐって魚を集め、
バケツですくって、




活魚車へ積み込みます。
(※この写真は別日に撮影)


イベント以外の稚魚の配布は、このように行います。

また、船で受取りに来られる場合は、
海上筏で直接受け渡しをしています。


そして昨日は、さいばい号(船)を係留している岸壁で
こんな貼り紙を見かけました。



「20cm以下のマダイは釣らないで下さい。
 もし釣れてしまった場合は、再放流してください」

と書いてあります。

ありがたいです。

ぜひ、ご協力お願いします。
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カセットづくり

2011-09-28 10:05:11 | 貝類生産
今回はカセットづくりをご紹介。

カセットとは、仔貝育成用の波板を10枚綴りの1セットにしたものです。



悪天候の日や、作業に空きが出来たときなどに、
まとめてつくります。




まずは下になる側の骨組みに波板を10枚入れて、




上になる側に骨組みを2枚さし込みます。




上側の穴に紐を通してほどきやすいように結んで完成!




この日は台風接近中につき全員で作業して、
こんなにたくさん出来ました!


あと1ヶ月ほどで始まるアワビの生産(採卵・採苗)に備えます。

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マダイの放流 <腰越>

2011-09-27 10:10:12 | 放流、イベント


9/25(日) 腰越みなとまつりでマダイの稚魚放流を行いました。




朝から腰越漁港は大賑わい!

鮮魚の前には行列です。




魚が飛ぶように売れて行きます。




カツオのあら汁が無料配布です。

美味しくいただきました♪


稚魚放流は、漁港の奥にて。

参加者は地元の小学生と、その保護者です。



当協会の専務理事による栽培漁業とマダイの種苗生産のお話。




みなさん、熱心に聴いて下さいました。


放流は、遊漁船に乗って沖で行います。



バケツに稚魚を入れて、




リレーで船上の小学生に渡します。




準備ができた船から、続々と出港です。


全船出港後、港にいる人たちに残った稚魚を放流していただきました。



背びれに気をつけて、マダイとスキンシップ。
(マダイは警戒すると背びれを立てるため、それが刺さると痛いんです。)




そして放流!

この日は約1000尾のマダイを放流しました。

今年度のマダイの放流は、これが最後となりました。

参加して下さったみなさん、本当にありがとうございます!!


※クロダイは、まだ放流が続きます。
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マダイの放流 <横浜ベイサイド>

2011-09-21 09:26:01 | 放流、イベント
9/17(土)横浜ベイサイドマリーナでマダイの放流を行いました。



これはマリーナが毎年開催している「YBM海の学校」の一環で、
横浜ベイサイドマリーナフィッシングクラブとヤマハ発動機株式会社の
協力のもと、マダイ稚魚1000匹を放流しました。




まずは室内で開校式およびフィッシングクラブからの募金贈呈、
当協会専務による魚のお話です。




お子さんも保護者の方も、真剣に話を聞いて下さいました。





その間、現場スタッフは放流の準備です。




レクチャーが終わると、放流するマダイとご対面。




さっそくバケツに入った稚魚を受取って、




桟橋へ。




せーの、で一斉に放流です。




お次はクルーザーで沖合放流に向かいます。




マリーナの沖でふたたび放流!

このほかシーカヤックの体験乗船もあり、
盛りだくさんなイベントとなりました。
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計量と網がえ

2011-09-15 15:48:40 | 魚類生産


小網代のクロダイ。

今日は、これからの出荷準備と網がえをしています。




まずは網を狭めて魚を集めます。
(写真はその後の網替えに備えて新しい網を設置しているところ。)




風袋(バケツと海水の重さ)を量ったバケツにクロダイを入れて、




重さをはかります。




そして、各出荷先の量に合わせて計算し、それぞれの網に入れていきます。


と、同時に網がえです。




まずは網を半分の幅にたぐって、




新しい網におもりをつけて、




半分の大きさに広げます。




真ん中で古い網と新しい網を針金で縫って、




そこを沈めて魚を移動させます。


マダイの場合は、この移動がとってもスムーズですが、
クロダイは慎重なのか習性なのか、古い網の下に集まってしまうので、
移動までにちょっと時間がかかります。

とはいえ、狭くなれば順次、新しい網へと移っていきます。




クロダイの移動と共に古い網を引き上げて、




針金とおもりを外します。


この後、古い網を丸めて終了。




魚たちは新しい網で、
出荷のためにだいぶ密度も低くなり、
ゆったりと泳いでいます。





この残暑で、スタッフはお疲れ気味です。

ラストスパートで毎週末、放流イベントもあるので。。。

しかしそれもあと半月!

事故なく終われるよう、がんばります。
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