さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

金沢漁港まつり

2010-06-29 10:16:01 | 放流、イベント
6月24日(木)金沢漁港で種苗放流を行いました。

横浜市漁業協同組合金沢支所と、東京湾地域遊漁協議会の共催で、
金沢区内から2校の小学生が参加しました。



まずは協会職員による簡単な栽培漁業のお話です。




放流する種苗はメバルとカサゴの稚魚、そして漁協が用意したアサリ。




1人1つずつ種苗の入った樽を持ち、ライフジャケットを着用して遊漁船に乗り込み出港!




あっという間に放流場所(八景島シーパラダイスのサーフコースター下)に着き、
いざ放流です。


放流後は漁港にて質疑応答タイム。


協会職員と、県水産技術センター職員、そして漁協の漁師が、
それぞれ子供たちの疑問に答えていきます。


「漁師の年収は?」なんていう大人顔負けの質問も飛び出しました。


初夏の潮干狩りで有名な海の公園からすぐの場所なので、
早ければ来年の春には放流したアサリと再会するかもしれません。
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新品

2010-06-25 16:35:25 | スタッフ


今日、新しい合羽と長靴が届きました。

力仕事の多い現場ということもあり、作業用の合羽と長靴は1年使うと
生地が破れたり靴底がすり減ってしまうため、毎年買い替えられます。

ますます忙しくなる夏に向けて、気持ちも新たに頑張ります。
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ヒラメの放流

2010-06-18 15:43:50 | 放流、イベント
真鶴でヒラメ稚魚の放流を行いました。


まずは早朝、漁協の船で10,000尾を沖合い放流し、

10時から地元企業の(株)鈴木組の主催で、貴船愛児園の園児たちによる放流体験を行いました。




漁港からほど近い距離にある園から歩いてきた園児たちに、簡単なヒラメの説明をして、
1人1つずつ、稚魚の入ったバケツを渡し、ヒラメの観察をしました。

しっかりと観察できたところで、掛け声をかけて一斉に放流です。




お散歩で来られる距離にある場所で稚魚を放流したことで、
園児たちにとって海や魚がより身近なものになったと思います。


彼らが小学生になるころ、放流された稚魚たちも大きく成長し、
市場で再会するかもしれません。
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沖出し 第1弾 終了

2010-06-10 15:43:09 | 魚類生産
前回の日誌は、円形水槽から岸壁の生簀に移動させるところまででした。

今回は岸壁から中間育成の場となる海上筏までの移動についてです。


午前中に岸壁の生簀へと稚魚を移し、海の環境に慣れさせるため数時間そのままにしておきます。

稚魚たちが海に慣れた頃に生簀ごと、海上筏まで船で引っ張っていきます。



魚への影響を軽減するため、生簀には波よけのブルーシートを巻き、
なるべくゆっくりと引っ張ります。


筏に到着すると、生簀網ごと筏に移します。



この作業も、少なからず稚魚のストレスになるため、
スタッフの息を合わせて慎重に行います。


そして生簀網を海上筏に固定し、沖出し作業は終了です。





岸壁から筏まで、普通に移動すれば数分とかかりませんが、
今回の生簀の移動は1時間ほどかけて行いました。


今回、中間育成網(海上筏)に沖出しされたマダイ稚魚は約18万尾。大きさは2cm弱です。放流される夏までには、およそ3倍の大きさに成長します。


少しでも多くの稚魚が大海原へ旅立つよう、担当スタッフの奮闘が始まります。
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マダイの沖出し 第1弾

2010-06-04 15:30:10 | 魚類生産
今日はマダイの沖出しでした。

とはいえ、今回は5つある円形水槽のうち1つ分だけのマダイを出します。
空いた水槽には、クロダイ仔魚が入る予定になっています。

沖出しの手順ですが・・・


まず水位を下げた水槽にスタッフが入り、網に稚魚を追いやっていきます。(写真①)




  
そうして集められた稚魚をバケツですくい、トラック上の容器に移します。(写真②)





岸壁に設置した移送用の生簀に、ホースを使って稚魚を流し入れます。(写真③)
(この方法が一番魚に負担をかけません。)





稚魚は流れに乗って、どんどん生簀に入っていきます。(写真④)




魚が全て生簀に移り、落ち着いたところでエサやり。(写真⑤)




この後、海の環境に慣らすために時間をおいて、生簀ごと海上筏に移動させます。
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