さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

岸壁放流後のマダイたち

2023-09-05 14:04:56 | 魚類生産
城ヶ島の岸壁放流から1ヶ月後、稚魚たちはどうしているだろう、
と思って現場へ行ってみると、、、


群れで残っていました。しかも成長していて体つきも良い!


どうやら、敷地内にある別機関の職員がエサをやっているようで。

それでも、無事にこうして成長している様子が見られて嬉しいです。

ちょっと離れた場所にも、チラホラ姿を確認することができました。
エサやりの影響がなくても、岸壁ちかくに留まっているようです。

そして右の方には白くなったカジメが。
これは、石灰藻などの付着生物が葉状部についているためです。
一時期、ほとんど姿が見えなくなったカジメが、こうして復活している
ことは、とても嬉しい変化です。
この周りには、白くなっていない、綺麗なカジメも多く生えていました。
海中林が戻れば、稚魚たちにとってもより良い生活環境になるはずです。

まだ岸壁放流が始まって3年ですが、こうして少しずつでも海での姿が
見えることで、漁業関係者に対する岸壁放流の利点を理解してもらい、
放流効果の向上に繋げられたらと思います。
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