さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

マダイの計量

2016-07-29 10:58:38 | 魚類生産
昨日はマダイの計量がありました。



曇天の小網代湾。

このあと、梅雨明けの発表がありましたが、
朝のどんよりと蒸し暑い中での作業でした。




まず、防鳥ネットをはずした生簀網を持ち上げて、




稚魚を寄せます。




タルに海水を入れて計量してから、




タモで稚魚をすくって、




海水の入ったタルに入れて、




計量。




全重量から海水の重さを引いて、
事前に計測しておいたマダイ1尾当たりの体重で割って
個体数を算出します。




量り終わった稚魚たちは隣の生簀網へ。


この作業を繰り返して生簀網の中のマダイの総個体数を出します。

そこから、翌日の一斉放流に向けて網ごとに個体数を調整します。

一斉放流では、相模湾~東京湾までの各放流場所ごとに
放流数が決まっていて、その数ごとに活魚運搬船の生簀に入れていきます。

活魚船への積込みをスムーズにするため、この作業はとても大切です。




グルグルと円を描くように泳ぐ稚魚の群れ




さぁ、いよいよ一斉放流です。
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ヒラメの放流 <長井・大楠>

2016-07-29 09:12:51 | 放流、イベント
7月26日(火)、ヒラメの稚魚放流がありました。

まずは長井漁協。



組合から6,000尾、
(一財)横須賀西部水産振興事業団から4,000尾
当協会から10,000尾、
合わせて20,000尾を地先に放流しました。



そのうちの一部は鰭を切除した標識ヒラメとして
放流し、調査しています。

お腹の中央部のヒレが切除された個体を
漁獲または釣り上げられた場合は、
下記事項を当協会までご連絡ください。
TEL:046-882-6980
FAX:046-881-2233

1.再捕年月日
2.再捕場所
3.標識の種類とその位置
4.再捕者の氏名、住所、電話番号


次に、大楠へ。



こちらは組合から2,100尾、
(一財)横須賀西部水産振興事業団より4,000尾、
当協会より5,000尾
合わせて11,100尾を地先に放流しました。
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メバルの放流 <横須賀海辺つり公園>

2016-07-29 08:54:43 | 放流、イベント
7月24日(日)、横須賀海辺つり公園でメバルの放流イベントがありました。



イベントに先がけて、主催者による放流。




元気に海へ旅立っていく稚魚たち。




そしてイベント会場へ。

青少年・少女釣り大会の一環として実施されます。




海辺つり公園は、きれいに整備された施設で、
休みの日になると多くの釣り客が訪れます。

沖には猿島も望めます。




場内アナウンスで放流希望者を募り、放流体験スタート。

まずは当協会専務理事によるメバルの種苗生産について
ミニレクチャー。
生まれてから放流サイズになるまでの成長過程を
説明します。




そしていよいよ放流!

すべり台を使って、ひとりずつ放流していきます。

手元から海へと放たれていく小さなメバルたちに
参加者の熱い視線が注がれていました。


この日、放流したメバルは、全部で5,000尾。

(公財)日本釣振興会と、全日本磯釣連盟神奈川県支部による
イベントでした。

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ヒラメの放流 <金田湾・走水>

2016-07-20 09:12:05 | 放流、イベント
7月19日(火)、東京湾でヒラメの稚魚放流がありました。



まずは走水。

若手漁師さんがスタンバイ。

稚魚を活魚車から船に乗せ替えて、
地先で放流です。

まずは横須賀東部漁協の地先にて組合からの800尾。



奥に見えるは猿島。

レジャー海岸の近くでこのような放流事業が
行われていることは、あまり知られていません。

一般の釣り客にも放流魚は釣り上げられているでしょう。




次に走水地先で、当協会から10,000尾を放流しました。


次は金田湾。



こちらも漁業者が協力しながらの放流作業です。



稚魚にストレス無いように、海中で放流されていました。

船の種類によって海面からの高さが違うので、
今回のような船だと、稚魚はラッキーです^^

こちらでは組合から2,200尾、
当協会から5,000尾を放流しました。


また、今回放流したヒラメ稚魚の一部に、
標識づけをしてあります。



頭の上のあたりのヒレを一部カットして標識としました。

このようなヒラメを釣り上げたり・漁獲した場合は、
当協会までご連絡お願い致します。
お礼として粗品を進呈いたします。

(公益財団法人)神奈川県栽培漁業協会
tel: 046-882-6980 fax: 046-881-2233

ファックスの場合は、
1.再捕年月日
2.再捕場所
3.標識の場所
4.再捕者の氏名、住所、電話番号
の記入をお願い致します。
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ヒラメの放流 <小田原>

2016-07-20 08:50:45 | 放流、イベント


7月14日(木)、小田原でヒラメの稚魚放流がありました。




到着すると、種苗チェック

問題なく、放流開始です。




稚魚を船に積み込んで、地先に放流しました。

組合から25,000尾、
相模湾水産振興事業団から10,000尾、
当協会から15,000尾、
合わせて50,000尾が放流されました。

小田原沿岸は、定置網はじめ漁業の盛んな地域です。

今年はヒラメの漁獲も多く、放流効果も期待されます。

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