さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

棒面丸より寄付金

2018-01-22 10:28:53 | 寄付金
1月21日(日)、三浦市松輪にある遊漁船
棒面丸にて「LOVE LOVE マダイ2017」の
表彰式がありました。

今年の優勝者は、9月に8.02㎏を釣り上げた志村さん。

そして今年も、参加費の一部を当協会へ寄付いただきました。
マダイ生産費として大切に使わせていただきます。


参加者の皆様、棒面丸の皆様、ありがとうございます!
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ジャパンフィッシングショー2018

2018-01-22 10:12:56 | 放流、イベント
1月19日(金)、横浜みなとみらいで開催された
ジャパンフィッシングショー2018にて
カサゴの稚魚放流がありました。


開会式の様子


放流用のカサゴ
すでに12㎝という大きさだったので、
稚魚というより幼魚です。


放流は臨港パークにて、
来賓者60名、地元の幼稚園児15名によって行われました。


会場内では、当協会がマダイ種苗を提供している
LOVE BLUEブースにて、マダイ生産から放流までの
様子が紹介されていました。
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キャベツを利用した貝類飼育試験

2018-01-19 16:30:45 | 貝類生産
ここ数年、磯焼けによる大型海藻の激減で、
当協会で生産に使用していた餌料の確保が
難しくなっています。

そこで、2年前から地元の特産である
キャベツを海藻の代用として使えないか、
飼育試験を行っています。

試験に使用した貝類は、


サザエ


トコブシ


アワビ(クロアワビ)

です。


配合飼料との比較を行った結果、
種類によって差はあるものの、
充分利用できるのではないか、
というデータが得られました。

そこで今年も同様の試験を行っています。

2年前に比べると種苗のサイズが小さく、
キャベツに餌付かないのでは、との心配もありましたが


サザエの食欲旺盛なこと!


アワビもちゃんと食べているようです。


トコブシも、確かな食痕があります。

この時期、安価で入手可能な地場産のキャベツが
餌料として利用できれば、種苗生産時に大いに
役立ちます。

結果が出たら、またお知らせしたいと思います。
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新たな飼育方法への挑戦

2018-01-19 13:50:28 | 貝類生産
当協会では毎年、漁業者からの要望をもとに、
アワビ・トコブシ、サザエ種苗を数十万個生産しています。

以前は、スタッフも水槽の数も今よりだいぶ多かったため、
その生産数を維持できていましたが、最近ではそれが難しい
状況になっています。

そこで、今までよりも作業数を減らして、生産数を維持する
方法を日々模索し、新たな飼育方法を試行しています。


昨年度から試しているのが、この方法です。

今までは、採卵後2~3ヶ月は波板を吊るして飼育し、
剥離をして屋内のかご飼育へと移行していましたが、
この方法では、剥離をせずに、波板飼育からそのまま
直(じか)飼育を行っています。


昨年度、マダカアワビでこの直飼育を行ったところ、
とても生育が良く、生存率も高い結果が得られました。

また、大きく育ててから剥離をしてサイズ毎に
屋内水槽に収容すると、その後の成長も順調で、
低密度で収容したはずが、2~3ヶ月でシェルターから
はみ出るほどの大きさになっています。



昨夏に採卵したトコブシについても、
屋外での直飼育を経て剥離をしたところ、
成長が良く、屋内に移しても順調です。


サザエについても、直飼育を行っています。


サザエは剥離が容易なため、屋外直飼育をしながら
剥離・選別を行い、サイズ毎に収容しています。


アワビやトコブシと違って、日中も動き回っています。

一定サイズより大きくなったら、屋内水槽に移します。


現在の飼育状況

順調に成長しています。

屋外での飼育期間を長くとり、貝を大きくすることで、
剥離による死亡数が減り、選別等の回数も減らす
ことができました。

また、屋内飼育では配合飼料を使用するため、
そのコストも抑えられます。

まだ試行2年目ですが、良い結果が出るのでは、
と期待しています。
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マコガレイの池入れ

2018-01-04 09:29:46 | 魚類生産
新年あけましておめでとうございます。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

昨年の仕事納めの日に採卵したマコガレイですが、
順調に発生が進み、2日前から孵化が始まり、
今日、まさに今、池入れ作業中です。


まずは1L中の仔魚をカウントして密度を算出し、


必要量をパンライトから円形水槽にサイフォンで
移します。


真冬に生まれてくるマコガレイたち
元気に大きく育ちますように。
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