キスマスター

日曜日、シーボニア（（株）リビエラリゾート、三浦市小網代）で開催された釣り大会
「キスマスター2010」に行ってきました。

前日までの冷たい雨も無事に止み、63艇もの船がエントリーしての開催でした。

釣果のうち4匹の総全長で競われる大会。皆さん真剣に計測されています。





そして、この大会から当協会へ寄付金をいただきました



主催のリビエラリゾートはじめ、参加者の皆様に心よりお礼申し上げます。

（株）リビエラリゾートでは、毎年フィッシングダービーといって、
16魚種で年間の釣果を競う大会を行っています。

こうしたイベントに少しでも貢献できるよう、これからも栽培漁業に努めていきます。

沖出しに向けて

マダイ仔魚は、ただいま順調に成長中。



今のサイズは15mm弱ほど。
体も黒っぽくなり、元気に泳いでいます。

早ければ、今月末にも沖出しされます。

ということで、沖出しの準備も進んでいます。

今日は海上いけすに付けるおもりの錆び取りと、錆び止めを塗っています。



おもりは１つ１つ丁寧に去年の錆を落とし、錆び止め液を塗っていきます。

きれいな赤茶色に塗られたおもりは、使われているときは海底にあって見えません。

この縁の下の力持ちに支えられて、マダイは大きくなっていきます。

募金

今日、平塚の庄三郎丸さんが、お客さんから預ったという募金を届けて下さいました。



これだけの量の小銭を集めるには、長い時間もしくは多くの方のご協力があったことと思います。

募金は勿論のこと、こうして栽培協会の事業に貢献しようと思って頂いているということが、本当に有難いことです。

募金にご協力下さった方、そして当協会とお客さんを繋いで下さった庄三郎丸さんに、
心より感謝申し上げます。

マコガレイ出荷準備

明日、横浜市埠頭公社によるマコガレイ放流が実施されるため、
今日はスタッフ総出で出荷準備をしています。




まず水槽内の魚をすくって手元のかごに入れ、
サイズの小さいものや体色のついていなものを除き、数をかぞえていきます。

選別後の水槽では、端にマコガレイたちが集まっていました。



大きいものでは60ｍｍほどに成長し、みんな元気いっぱいです。

放流するのは２万尾で、今回の放流をもって施設内のマコガレイは全て旅立ちます。

マダイ仔魚

17日前に孵化したマダイは、 大きさはまだ数ミリしかありませんが、
目や骨、内臓も出来てきました。




飼育棟の大きな円形水槽を見ると、緑色の水しか入っていないように見えますが、



この1つの水槽の中に、数十万尾の仔魚が泳いでいます。

水槽内には仔魚の他に、仔魚の餌となるシオミズツボワムシと、
そのワムシの餌となるクロレラが入っています。緑色はそのクロレラの色です。

餌となる生き物は、それを食べる生き物の数より多いので、１つの円形水槽内には億単位の生き物がいることになります。

仔魚は、このシンプルな食物連鎖の世界で飼育され、およそ１ヶ月後には沖出しです。