さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

マダイの生産スタート!

2017-04-25 09:12:21 | 魚類生産
昨日から、今年度のマダイの生産がはじまりました。



早朝3時に出発した受精卵運搬チーム。
静岡県にある温水利用研究センターから
戻ってきたのが午後1時前。



まずは袋ごとパンライト水槽に入れて水温調整。



水温差は2℃。

袋の奥でモヨモヨして見えるのが、全て
マダイ受精卵です。



指についていたものを接写してみました。

直径およそ1mm。
この小さな卵から始まります。

さて、水温が同じになったら、袋を開けて
パンライト水槽に全ての受精卵を入れます。

今回、運んできたのは400万粒。



そこに腕を入れてグルグルと撹拌します。

15-20分待つと、水槽の中央に死卵が沈みます。



それを吸い出します。

この作業を2,3回繰り返して死卵を取り除きます。




そして弱いエアレーションで撹拌し、水中の受精卵が
均等になるようにしてから、1リットル取り出します。




1リットルの中に受精卵が何粒あるのか、
みんなで数えます。

1リットル中の受精卵数に、パンライト水槽の容量を
掛け合わせれば、全体の卵数が算出されます。

そして、円形水槽ひとつあたり、どのくらいの受精卵を
入れるのかを担当者が決定し、池入れしていきます。



フォークリフトでパンライトを持ち上げ、
サイフォンで決まった分量を入れていきます。

明日には孵化が始まりそう。

さて、今年の生産はどんな様子になるのか!?
担当者の奮闘がはじまります。

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マコガレイの放流 <小田原>

2017-04-24 09:21:39 | 放流、イベント
4月20日(木)、小田原でマコガレイの稚魚放流がありました。



これは(公財)相模湾水産振興事業団の事業で、
小田原の地先に5,000尾の稚魚を放流しました。



手前味噌ですが、良型の種苗が揃っています^^

カゴごと船に積んでちょっと沖へ。



放流ポイント到着。



1カゴずつ、大事に放流されました。

大きく育って、再び市場に戻ってきますように。
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マコガレイの放流 <大黒ふ頭>

2017-04-07 09:04:20 | 放流、イベント
4月5日(水)、大黒ふ頭にてマコガレイの稚魚放流を行いました。



これは当協会の放流事業として
地元の漁業協同組合立会いのもと行われ、
3万尾のマコガレイ稚魚を東京湾へ放流しました。

東京湾で人気の高いマコガレイ、
大きく育って漁獲・釣獲されますように。
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