さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

マダイの放流 <小網代>

2011-08-26 14:11:57 | 魚類生産


8/24(水)、小網代でも、マダイの放流を行いました。

海上筏のある場所なので、筏の上からそのまま放流です。



住み慣れた水だから、しばらくはここにいるかな?

でも湾から出て、逞しく大きく育ってほしいものです。

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マダイの放流 <相模湾~東京湾>

2011-08-26 13:43:44 | 放流、イベント
8/22(月)、マダイ稚魚の県内一斉放流(※小網代は8/24)を行いました。



まだ暗い早朝5時に、作業開始!

遊漁船(奥の明るい船)には、既にお客さんが乗り始めています。




最後のエサやり。




そして巨大な活魚運搬船が到着しました。




生簀を筏から外して、




魚を集めます。




大きなキャンバス付きの網でマダイを水ごとすくって、




クレーンで持ち上げて、




船の生簀へ移します。




この作業を8面分。

既に準備していたこともあって、積込みにかかった時間は1時間!




65万尾のマダイ稚魚を積んで、




放流場所へ向かいます。


放流場所は

相模湾:福浦~小田原~大磯~茅ヶ崎~腰越~小田和湾
東京湾:松輪~横須賀市東部~横浜市金沢

です。

去年より尾数も場所も、ちょっと減りました。


さて、放流場所での作業はというと・・・




積込みと同様、水ごとすくえる網で魚を生簀からすくい、




大海原へ突っ込みます!

このとき、海中で網の先端を開きます。




網を上げると1匹も残っていません!

この方法だと、魚が傷つかずに済みます。

悪天候のなか、丸1日かけて無事に放流が終わりました。


とはいえイベント放流はありますし、クロダイはすごい勢いで成長中なので、
海上筏はまだ少しの間、賑やかです。
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放映日の訂正

2011-08-19 15:27:16 | 放流、イベント
先日お伝えした

「稚魚放流セレモニー」

の放映日程について、訂正いたします。

8/27(土) 18時~
テレビ東京系列「釣りロマンを求めて」

※当初は8/20とお伝えしていました。

放送時間中、いつ、どのくらい映るかは分かりませんが、

どうぞご覧ください。
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マダイの出荷準備

2011-08-19 13:28:56 | 魚類生産
今日は、マダイの計量と出荷準備です。



筏の周りにはトビがいっぱい。

そして今日はアオサギもいっぱい。。。

あら??

前回、トビのおかげでサギがいないとお伝えしましたが、
あながちそうでもないようです。

サギの子育てが終わったのでしょうか。

とはいえ、週明けには出荷ですから、あと3日の辛抱です。


さて本題。



まずは網を半分上げて、



魚を寄せます。




定量の海水を入れた樽に網ですくったマダイを入れて、




重さを量ります。

事前に単位当たりのマダイの重量を測っていますので、
そこから網生簀の中のマダイの数を算出します。


計量が終わると、出荷準備です。




同じく網をたぐって、




魚を寄せて、




網生簀に魚を移します。




時にはクロスして移すことも。


週明けには、東京湾から相模湾まで、
県内の各エリアにマダイを放流します。

それぞれの場所で放流尾数が決まってますので、
その数の通りにマダイを網生簀へ入れておきます。

春から始まったマダイ生産も、いよいよクライマックスです。
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網がえ(生簀網交換)

2011-08-16 16:37:03 | 魚類生産
ひさびさの小網代での作業レポートです。



マダイたち、人が来ると急いで寄ってきます。




だいぶ大きくなりました。

今年は例年に比べて立派に育った感じです。

そういえば、海水温が高くなってからの成長っぷりには
目を見張るものがありました。




2ヶ月後輩のクロダイはどうでしょうか。




体はまだまだ小さいですが、みんな元気いっぱいに育ってます!


さて、今日はみんなが育っている生簀網の交換作業です。



先週末、頑張って洗ったあの網です。




まずは今の網を半分まで狭くして、あゆみに結わえつけます。




次に、新しい網の端を枠に結わえつけて、




底面になる場所におもりを付けます。




おもりをつけたら新しい網を海中に落として、
さらに枠に結わえつけます。




そしてあゆみの上で、新しい網と古い網の1辺を針金で合体させます。




合体したら端が海中に落ちないように、新しい網を広げます。




魚たちは次々に新しい網へと入って行きます。
(右が古い網、左が新しい網)




古い網を引き上げて、




たたんで、




丸めて、

一連の作業は終わりです。


これがなかなかの重労働で、暑い中なのでかなり大変です。

それでも人数が揃っていたので、みんな役割を分担しながら、
なんとか熱中症もでずに無事終了しました。




交換後の古い網。

2週間ほどでこれだけ珪藻などが付いてしまいます。


<追記>



海上筏といえば、毎年アオサギやコサギなどの水鳥に
稚魚をどんどん食べられてしまい、頭を悩ませていました。

ところが今年は水鳥の姿がありません!
(カモメは少しいましたが、筏には入って来ません。)

なぜかと思ったら、生簀網で死んで浮かんでくる稚魚を
トビが器用にとっていく光景がチラホラ。

どうやら、このトビが水鳥の足を遠のかせているようです。

鎌倉など観光地では、人のパンなどを奪って困りもののトビですが、
筏の周りでは救世主になってくれています。
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