ひさびさの小網代での作業レポートです。
マダイたち、人が来ると急いで寄ってきます。
だいぶ大きくなりました。
今年は例年に比べて立派に育った感じです。
そういえば、海水温が高くなってからの成長っぷりには
目を見張るものがありました。
2ヶ月後輩のクロダイはどうでしょうか。
体はまだまだ小さいですが、みんな元気いっぱいに育ってます!
さて、今日はみんなが育っている生簀網の交換作業です。
先週末、頑張って洗ったあの網です。
まずは今の網を半分まで狭くして、あゆみに結わえつけます。
次に、新しい網の端を枠に結わえつけて、
底面になる場所におもりを付けます。
おもりをつけたら新しい網を海中に落として、
さらに枠に結わえつけます。
そしてあゆみの上で、新しい網と古い網の1辺を針金で合体させます。
合体したら端が海中に落ちないように、新しい網を広げます。
魚たちは次々に新しい網へと入って行きます。
(右が古い網、左が新しい網)
古い網を引き上げて、
たたんで、
丸めて、
一連の作業は終わりです。
これがなかなかの重労働で、暑い中なのでかなり大変です。
それでも人数が揃っていたので、みんな役割を分担しながら、
なんとか熱中症もでずに無事終了しました。
交換後の古い網。
2週間ほどでこれだけ珪藻などが付いてしまいます。
<追記>
海上筏といえば、毎年アオサギやコサギなどの水鳥に
稚魚をどんどん食べられてしまい、頭を悩ませていました。
ところが今年は水鳥の姿がありません!
(カモメは少しいましたが、筏には入って来ません。)
なぜかと思ったら、生簀網で死んで浮かんでくる稚魚を
トビが器用にとっていく光景がチラホラ。
どうやら、このトビが水鳥の足を遠のかせているようです。
鎌倉など観光地では、人のパンなどを奪って困りもののトビですが、
筏の周りでは救世主になってくれています。