さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

カサゴの放流 <北下浦>

2013-10-22 14:24:19 | 放流、イベント


去年度に生産開始したカサゴ稚魚の
最後の放流がありました。



北下浦漁港(横須賀市)にて。



地元漁師さんへ受け渡します。




カゴからたるへ。




平均体長12cm、体重38g

立派に育ちました。




漁港地先にて放流です。

今回は現場の魚類担当が放流に立会いました。

カサゴの放流シーズンはマダイ生産の最中のため
担当者が放流に立ち会うことは難しいので、
今回のようなことは、とても貴重な機会です。

1000尾のカサゴ稚魚が東京湾へと旅立ちました。

今年度のカサゴ生産も、そろそろ始まります。

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トコブシの剥離

2013-10-22 13:28:33 | 貝類生産
昨日からトコブシ稚貝の波板剥離作業が始まりました。

2ヶ月前に採卵したトコブシですが、順調に剥離サイズまで
成長しました。



波板にたくさん付着しています。




アップにしてみました。

大きさにバラつきがあるので、剥離後は選別します。




まずは波板ごとエタノールを入れて加温した水槽に
浸して軽く麻酔をかけたような状態にします。




ある程度、麻酔が効いたところでカセットを上下に振り、
貝を落とします。

振っても落ちない貝は指でなで落とします。




落ちた貝を網の下にあるポケットに集めて、




バットに回収し、




ふるいにかけてサイズ別に分けます。

この後、100個体の重さを量り、全体の個数を算出します。




室内の水槽に収容し、配合飼料と海藻による飼育へ切り替えます。

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マダイの放流 <横浜ベイサイド>

2013-10-17 11:16:03 | 放流、イベント


10/13(日)、横浜のベイサイドマリーナで
マダイの稚魚放流がありました。



これはマリーナ主催のYBM海の学校のプログラムで、
横浜市内の小学生とその保護者が対象です。




プログラムのはじめに、
横浜ベイサイドマリーナフィッシングクラブより
募金の贈呈がありました。

フィッシングクラブは沖合放流時にも船を
出して下さっています。

いつもありがとうございます。


座学が終わると、桟橋へ。



稚魚の入ったバケツを持って船に乗り込みます。




八景島周辺をクルージングしながら放流。

全部で1000尾のマダイ稚魚を放流しました。




今年度のマダイ放流はこれで全て終了しました。

今年は中間育成時に大きなアクシデントもなく、
無事に目標数以上の稚魚を育て、放流することができました。

関係者の皆様、ありがとうございました。

また来年も、よろしくお願い致します。
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クロダイの放流 <東扇島>

2013-10-17 09:23:33 | 放流、イベント


10/12(土)は、東扇島東公園でクロダイの稚魚放流がありました。




主催者である川崎ライオンズクラブから挨拶。




当協会専務理事から、
クロダイが卵から稚魚になるまでのおはなし。

参加者は地元の小学生とその家族です。




そして一人ずつ稚魚の入ったバケツを受け取り、




波打ち際で放流。

放流尾数は2000尾でした。




放流場所から見える景色。

頭上には羽田空港から発着する飛行機が、
その周りには工場がたくさん並んでいます。

東扇島の海底トンネルの上には「川崎漁業ゆかりの地」
という石碑が立っています。

埋め立て前は豊かな漁場だったとのこと。

そんなかつての豊かな海を取り戻そうという
取り組みの一端であるクロダイ稚魚放流。

これからも参加させていただきたいと思います。
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アワビの選別

2013-10-09 10:01:51 | 貝類生産
そろそろアワビの放流シーズン、
ということで、アワビの選別を行いました。



シェルターに付着したアワビをエタノールで
軽く麻酔をかけて、




シェルターから外します。




ふるいにかけてサイズ別に分けたら、




選別終了。

その後、100個当たりの重さから
全体の個体数を算出します。




一方、シェルターを取り除いた網いけすからは
何やら吸い出しています。




実は、今年は斃死が非常に多いのです。

毎年、夏になると斃死は発生していますが、
今年は例年以上。

原因については色々と推測していますが、
何か対策をしていかないと厳しい状況です。
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