さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

マダイ孵化仔魚

2022-04-19 14:53:35 | 魚類生産
10日ほど前に池入れしたマダイの受精卵ですが、
先週無事に孵化しました。

孵化してすぐは、眼もまだ見えず、臓器らしきものも見えません。


1週間経つと、眼はできているようです。
心臓も盛んに動いていて、消化器官も出来てきました。
餌料のワムシもお腹の中に確認できます。
これからどんどん栄養を取り込んで、グングン成長してくれそうです。
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マダイの生産スタート

2022-04-07 16:07:08 | 魚類生産
マダイの種苗生産が本格的にスタートしました。

年明けから餌料培養等の準備は始まっていましたが、
今日、静岡の関係機関から受精卵が搬入されました。
まずは搬入された受精卵の入った水の温度を施設内の海水温と合わせます。


温度が安定したら、死卵を回収して計数。

生きている卵は浮遊して、死卵は沈殿するので、
水槽内をグルグルとかき混ぜて渦をつくり、死卵を底の中央に集めて回収します。
それを3回繰り返して死卵を取り終わったら、生きている卵のカウントです。


水槽内を撹拌してメスシリンダーに受精卵を入れます。


1リットル内の受精卵を数えて、水槽全体の数を算出します。


そしてようやく飼育用水槽に受精卵を収容します。

孵化するのは数日後。
そして受精卵は明日も明後日もやってきます。
これから夏にかけてがマダイの季節です。
成長の過程はブログやFacebookで随時お伝えしていきます。
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