さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

チリからのお客様

2013-03-27 13:57:53 | その他


今日は、チリ共和国の漁業次官が来訪されました。

次官ほか漁業関係者、駐日大使館からも数名。

まずは当協会専務理事から、アワビの栽培漁業と漁獲について、
レクチャーがありました。

皆さんとても熱心で、追加してマダイのレクチャーをリクエスト
されていました。

お話の後は、施設見学。




魚類飼育棟で生産中のマコガレイ稚魚、
採苗棟ではカサゴとメバルの稚魚、
そして剥離作業中のアワビ稚貝を見学されました。




貝類飼育棟では、剥離されたばかりの
小さなサザエやアワビの稚貝などを
見学されました。

とても熱心に、いろいろな質問もしておられました。




またのお越しをお待ちしております!




別れ際、プレゼントをいただきました。




チリの漁場や海産物がわかりやすくまとめられた本です。

素敵な物を、ありがとうございました☆
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稚魚たち

2013-03-08 14:59:38 | 魚類生産


珍しく親魚を撮ったので。

カサゴの成魚です。

20cmくらいでしょうか。


そして、11月に産まれた稚魚がコチラ。



わたしの観察容器では狭くなってしまいました。

4cmちょっと。

4.5cmくらいでしょうか。




目と口が大きい。というより顔が大きいです。




年の瀬に産まれたメバル。

カサゴより細長くスマートな印象です。

目もメバルらしく大きく丸いです。

こちらは3cmくらい。




すっかり変態を終えたマコガレイ。

顕微鏡の画面には入りきらなくなってしまいました。




この体格差。

大きい方が加温水槽で育った個体、
小さい方は加温せず、そのなかでも小さいもの。

同じ親から、同じ日に採卵されたものです。

こんなに体格に差があると、
そのうち大きい個体が小さい個体を食べてしまいそうです。

ちなみに上の顕微鏡におさまっていない画像は、
小さい方の個体です。


徐々に水温も上がり、稚魚たちには過ごしやすい季節に
なってきました。

春から始まる放流に向けて、みんな無事に育って欲しいです。
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