さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

ヒラメとメバルの放流 <横浜・金沢>

2017-06-30 10:22:12 | 放流、イベント
6月29日(木)、横浜市漁協金沢支所にて稚魚放流がありました。

これは若築建設株式会社と、東京湾地域遊漁協議会の協力のもと
ヒラメ5,000尾、メバル4,000尾を、金沢漁港の地先に放流するもので、
一部を地元の小学生の体験授業として実施されました。

早朝、漁業者による放流が行われました。

活魚トラックから、リレー方式で稚魚が船に積み込まれ、


すみやかに放流。


9時ピッタリに金沢小学校の生徒が到着。

まずは当協会専務理事による栽培漁業と
ヒラメ・メバルの種苗生産のレクチャー。


稚魚スタンバイOK!

1人ずつバケツを持って遊漁船に乗り込み、放流場所に移動です。


八景島シーパラダイスの横にて放流。


帰港してからは質問タイム。

地元の産業について、身近に感じられたでしょうか。


そして2校目、関東学院六浦小学校の生徒たちが登場。


レクチャー後、稚魚を受け取ります。


船上から放流。

海も穏やかで、良かったです。


帰港すると、地元の漁業についてのおはなしも。
地元名産、アナゴの漁法を教わりました。

日常生活と海の上での漁業は、まるで違う世界なので、
子どもたちには良い刺激になったのではないでしょうか。

大人になって、水産業に携わる子が出てくると嬉しいです。

放流した稚魚たちも、大きく育って帰ってきますように。
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ヒラメとトラフグの放流 <江ノ島・大楠・長井>

2017-06-26 14:10:07 | 放流、イベント
今日は、三カ所で稚魚放流がありました。

まずは江ノ島片瀬漁協より。


活魚トラックから船へと魚を積み替えて、


ヒラメを17,600尾


トラフグを2,500尾

地先に放流しました。


続いて横須賀です。


佐島沖にトラフグ種苗5,000尾



長井沖にトラフグ種苗5,000尾

いずれも(一財)横須賀西部水産振興事業団の放流事業として
行われました。



神奈川県沿岸で水揚げが増えてきているトラフグ。

放流効果が出ているんでしょうか。

これからの市場状況に注目です。
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JICAからの研修

2017-06-26 13:27:30 | その他
今日は、JICA(国際協力機構)の水産研修で、
海外の水産に携わる人たちが施設見学に来ました。


まずは当協会専務理事による座学。
「神奈川の栽培漁業について」

そして施設見学へ。

サザエの幼生


アワビの稚貝


トコブシ


クロダイの仔魚

県の水産技術センターに移動して

神奈川の漁業についてのパネル説明


大池のマダイにエサやり体験


記念撮影

今回の参加国は、モルディブ、スリランカ、パプアニューギニア他5ヶ国。

当協会での経験が、他国の水産振興の一助になれば幸いです。
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マダイの沖出し

2017-06-16 09:46:52 | 魚類生産
昨日はマダイの沖出し(移送)でした。

担当職員は午前0時から準備をし、
その他のスタッフも4時に出勤。

集まったら黙々と準備を進めていきます。



トラックにダンベを積んで、酸素チューブをセット。
マダイはすぐ酸欠になってしまうため、とても大事な作業です。

その間に、海上作業班は小網代に移動して、
移送用の筏の準備。

同時進行で水槽の水位を下げ、水槽内での作業に備えます。



トラックを水槽の横につけて、ダンベに水を入れていると
海上班が帰ってきました。

時刻は5時。
水位も下がり、いよいよ移送作業開始です。


水槽内にスタッフが入り、マダイを集めるための網を広げます。


この網の中に魚を追い込んでいきます。

浮きのついている部分の下がポケット状になっていて、
最後はそこに魚を集めます。


網を広げる人と魚を追い込む人に分かれて、
稚魚を集めます。


きれいに網の中に入りました。


網の手前を持ち上げて、ポケット部分に魚を集めます。


稚魚を水ごとバケツですくって、水槽の上にいるスタッフに手渡します。


そのままトラック上のダンベの中へ。

この作業を2、3回繰り返して水槽内の稚魚を全て積み込みます。
積み込み終わって出発したのが5時20分。
とてもスムーズです。


トラックが小網代に到着すると、
ダンベをクレーンで吊り上げて、
移動用の筏に移します。


筏の上では、酸素チューブを持ったスタッフがスタンバイ。
酸素は常に欠かせません。


ダンベを乗せ終わると、伝馬船で筏を引っ張って
海上飼育用イカダへ。


イカダには前日準備で生簀網と、鳥避けネットが設置されています。
そこへ、サイフォンの原理を利用して海水ごと稚魚を流し入れていきます。


掃除機のように、グングン稚魚を吸っていきます。


吸われた稚魚は、生簀網の中へ。

こうして、円形水槽1つ分の稚魚の移送が終わります。
かかる時間はおよそ1時間半。

この作業を4回繰り返し、お昼には全ての作業が終了しました。



これから夏までの間、この穏やかな小網代湾でマダイたちが育っていきます。

それまでには成長とともに分槽したり、クロダイも仲間入りしたりして、
海上筏いっぱいに生簀網が張られて、稚魚たちで賑わいます。

放流まで、無事に育ちますように!
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ヒラメの放流 <腰越>

2017-06-13 16:07:56 | 放流、イベント
今日は、鎌倉市腰越でヒラメの稚魚放流がありました。



これは(公財)相模湾水産振興事業団の放流事業で、
2万尾のヒラメ稚魚が腰越の地先に放流されました。

数が多かったため、3回に分けての出船&放流となりました。

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