さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

大連海洋大学から見学

2024-02-27 16:32:12 | その他
大連海洋大学の教授が当協会に来訪されました。
貝類の研究者ということで、貝類生産について多くの質問がありました。


貝類採卵時に使う孵化槽を見学


初期生産の板状飼育の見学


放流サイズに育った貝類を見学


全ての施設をとても熱心に見学されていました。
合間には、富士山をみたい、と城ケ島公園にも行ったようで、
束の間の城ケ島での時間を楽しんでいただけたようです。
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あいおいニッセイ同和損保より寄付金

2024-02-27 14:46:45 | 寄付金
昨年に引き続き、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社より
寄付金を贈呈いただきました。


地域責任者である神奈川自動車営業部の牧野部長と、事業担当者が来所され、
当協会専務理事および事務局長と、近況報告および
前回の贈呈式が掲載された会報をお渡ししました。


牧野部長から今井専務へ目録贈呈


最後に記念撮影

今回も、あいおいニッセイ同和損保が地域への社会貢献の取り組みの一環として
運営されている「MS&AD ゆにぞんスマイルクラブ基金」から寄付いただきました。

関係者の皆様、ありがとうございます。
大切に使わせていただきます。
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アワビの出荷

2024-02-20 09:36:40 | 貝類生産
先日、当協会で生産したアワビの稚貝を
小田原市漁協が受け取りに来ました。


全部で4万個以上のアワビ稚貝を、地先各所に放流したようです。


放流については、神奈川新聞でもとりあげられていました。
放流記事リンク

放流場所については、魚や貝の種類によって、適地が異なります。
当協会のホームページで、放流場所について記事がありますので、
放流効果をあげるためにも、方法や場所の検討の際に
参考にしていただけると幸いです。
<放流場所について>

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漂流アマモの開花

2024-02-13 10:00:45 | その他
昨年春、城ケ島の岸壁で漂流しているアマモ花枝をすくって
水槽に収容してみたところ、順調に活着・生長。
とうとう先日、花枝を出しました。


数日後、雌花が開花。
昨シーズンより早いです。


どこから漂流してきたのか、ここで拾わなければ
もっと遠くへ行っていたのか。
いずれにしても、アマモの繁殖戦略として漂流は
有効なようです。

ちなみに水槽内での栄養繁殖も旺盛で、すでに拾ったときの
数倍に広がっています。

今後どれだけ種をつけ、さらに根を広げていくのか。
楽しみです。
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アワビ種苗の測定

2024-02-01 09:39:53 | 貝類生産
種苗生産現場では、エサやりや水槽の掃除などの飼育作業に伴って
様々な作業が行われています。
そのうちの一つが種苗の測定です。
当協会では出荷前や選別時、そして月に一度の定期測定を行っています。


測定方法は至ってアナログな、ノギスによるものです。
アワビやトコブシは殻の一番幅が広い箇所(殻長)を測ります。


今日はアワビの定期測定。
全ての飼育水槽で通常は30個、必要に応じて50~100個の殻長を測ります。
この結果をみて、毎月の成長を確認するとともに、
出荷の目途をつけたり、現在の飼育方法について検討します。

ちなみにアワビの放流サイズでメジャーなのは25mm以上。
普通サイズのクリップを3つ並べたものと同じぐらいです。

この大きさになるまで約1年。
毎年変わる海洋環境に翻弄されながら、安定的な種苗生産ができるよう
現場は試行錯誤の日々です。
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