さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

カサゴの放流 <横須賀>

2011-07-24 13:26:48 | 放流、イベント


7月24日(日)、横須賀海辺つり公園でカサゴの稚魚放流がありました。



主催は全日本磯釣連盟神奈川支部、
日本釣振興会の後援で2000尾のカサゴを
岸壁からすべり台を使っての放流です。

9時から公園内の放送や呼びかけを始め、
たくさんの親子連れが集まってくれました。




最初に主催者等から簡単な挨拶と、
当協会専務理事からカサゴの種苗生産について
お話がありました。




放流スタート!




続々と海に旅立っていきます。


2000尾はかなり多かったのですが、子どもたちは楽しそうに
最後まで協力してくれました。

お互いに大きくなったらまた会えるかな?



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サザエの採卵

2011-07-11 13:06:03 | 貝類生産


今日から、サザエの採卵がはじまりました。




サザエは外見からオスメスが判別できないため、
分けずに籠へ入れて放精・放卵を待ちます。




やはり、先に反応したのはオスでした。




メスも勢いよく放卵しています。

あまりの勢いに水面が動いてしまい、
鮮明な画像が撮れませんでした。。。


初回で、ちょっと時期が早いかと思われましたが、
後半メスが続々と産卵し、たくさん採卵することができました。


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マダイの分槽

2011-07-08 15:17:40 | 魚類生産
海上で中間育成中のマダイですが、
成長に伴って網いけすが狭くなるため、
頃合いをみて分槽(空の網いけすに半数移動させる)します。

今回は、その分槽の様子を紹介します。



まずは、およそ半数の稚魚を取り出せるように、
網を中央付近でたぐります。




取り出しやすいように、網を狭めます。




バケツで少しずつ稚魚をすくって、




空の網いけすへ移します。


作業は単純ですが、網をたぐるときには全員の息を合わせ、
そしてデリケートな稚魚を傷つけないように注意しながら行います。




1か月前の沖出し時には6面でしたが、現在は16面の網いけすに
分槽されています。
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トコブシの稚貝

2011-07-06 16:47:02 | 貝類生産
先週、採卵したトコブシは、週末に採苗(※)して、
いまは屋外水槽の波板上で珪藻を食べながら成長中です。



貝殻も広がってきました。

触角の下には小さな眼点が2つみえます。

歩くのがとても速く、なかなか撮影者泣かせでした。

それにしても、採卵から10日ほどで孵化、幼生、稚貝へと
さまざまな形態変化を繰り返してめまぐるしく成長しています。

多くの稚貝が生き残り、放流できますように。

※採苗:幼生を珪藻を繁殖させた波板の入った水槽に入れて、
    付着させること。
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クロダイ仔魚 その3

2011-07-06 10:31:21 | 魚類生産


孵化後17日目のクロダイです。




口を閉じているところと、




口を開いているところ。

かなり大きく口が開きます。

ワムシに加えて、アルテミアも食べ出しました。




尾びれも、だいぶ形になってきました。





同じ水槽で、大きめの個体です。
(上に写っているのがアルテミア)

こちらはすでに背びれと腹びれが出来てきています。




尾びれもしっかりしていて、泳ぐときに活発に動いていました。


約半月後には、沖出しです。
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