さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

ヒラメの放流 <金田湾・諸磯>

2018-07-30 08:55:41 | 放流、イベント
7月25日(水)、ヒラメの稚魚放流がありました。


まずは金田湾より。


地先で放流。


諸磯では岸壁より。

当協会から5,000尾と、
みうら漁協(金田湾・諸磯)から4,000尾、
金田湾遊漁部会から7,000尾、
合わせて16,000尾の放流でした。
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マダイの計量

2018-07-26 14:06:42 | 魚類生産
今日はマダイの計量でした。


小網代の海上筏で中間育成中のマダイ稚魚。
放流サイズの60mmに達したため、一つの生簀網に何尾いるのかを計り、放流に備えます。


魚類担当の職員2人。
仲良くデジタルはかりの準備中。


一気に全部を計ろうとすると酸欠で死んでしまうので、
ひとつの網を半分に分けて寄せます。


寄せた反対側ではマダイトルネードができています。


寄せた方の網。
高密度のため、素早く作業をしないと酸欠で死んでしまいます。
マダイは本当に酸欠に弱いです。


計量スタート。
まずはタルに水を入れて重量を出します。


そこに魚をすくって入れます。


魚を入れた重量を出して、海水分を引いて魚の重量を出します。


事前に稚魚1尾分の重さを量っているので、
この重量から尾数が算出できます。


計り終わった稚魚は、隣の生簀網へ。

この作業を繰り返し行います。


はじめに寄せた分が終わったら、
残りの半分も。


「あ、うん」の呼吸でドンドン作業が進みます。


30分ほどで、ひと網分の計量が終わりました。


城ケ島に戻ってからは、サンプル用に持ち帰った稚魚の測定です。

1尾ずつ、全長・重量・鼻孔隔壁の欠損を調べます。
種苗生産されたマダイは、ある程度の割合で2つある鼻の孔が繋がっています。


この個体は、繋がっていません。


こちらは繋がっています。

同じ個体でも右左で違うので、1尾ずつ顔の両側をみて記録していきます。

この鼻孔隔壁の欠損率は年度によって違うため、今後の漁獲データをもとに放流効果を調べます。

台風12号が接近中ですが、週明けの県内一斉放流は無事に実施できるでしょうか。。。
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サザエの採卵~仔貝

2018-07-25 11:10:27 | 貝類生産

サザエの採卵が続いています。
毎日少しずつ生むので、根気強く取りためている状況です。


孵化槽(黒い幕をかけたパンライト水槽)もフル稼働です。


採苗(着底期に入った浮遊幼生を波板につける作業)も断続的に行っています。

採苗後の波板を収容している屋外水槽では、3週間前に採卵したサザエが順調に成長していました。


波板から取り出したままだと、エサの珪藻にまみれている状態です。


珪藻を取り除くと、仔貝が現れました。


横向きにするとわかりやすいでしょうか。
眼とあし(腹足)、そして蓋が見えます。


大きさ(殻幅)は、およそ0.7mm。
殻の巻き方や色の変化など、
これからどのように成長していくのでしょうか。
またご紹介できればいいな、と思っています。
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メバルの放流 <横須賀海辺つり公園>

2018-07-23 14:39:52 | 放流、イベント
7月22日(日)、横須賀市の海辺つり公園で稚魚放流がありました。

毎年、夏休み最初の週末に実施されるため、
この放流があると「夏休みだな」と実感します。


イベント前に、横須賀東部漁協にて4,000尾を放流。


そして海辺つり公園へ。
この日も猛暑日でしたが、釣り大会も開催されていて、
親子連れが多く来場していました。


放流台を設置。


トラックからバケツに稚魚を入れる準備も完了。


来場者に参加を呼びかけ、
当協会専務理事のレクチャーでスタートです。

栽培漁業について、と、
メバルの種苗生産(生まれてから放流までのおはなし)を解説しました。


そして放流。


子どもたちの手によって1,000尾のメバル稚魚が放流されました。
数年後、この公園で自分の放流した魚を釣り上げる子がいるかもしれませんね。
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ヒラメの放流 <横浜ベイサイド>

2018-07-23 14:34:55 | 放流、イベント
7月21日(土)、横浜市のベイサイドで稚魚放流を行いました。


当協会から10,000尾、
横浜埠頭株式会社から30,000尾、
横浜市漁協柴支所から20,200尾、
合わせて60,200尾のヒラメ稚魚が放流されました。


今期最大尾数!
カゴが積み上がっています。

釣りでも漁獲でも人気のある魚種なので、
放流効果が期待されます。
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