さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

キスマスター2018より寄付金

2018-05-21 10:34:22 | 寄付金

5月20日(日)、小網代のシーボニアマリーナで
キスマスター2018という釣り大会が開催されました。


制限時間内に釣り上げたキスのうち、
大きい方から4尾分のサイズの合計で競われます。


表彰式の前に、(株)リビエラリゾートの渡邊副会長より、
参加費の一部を集めたお金を寄付金として
当協会の専務理事に贈呈されました。

参加者の皆様、関係者の皆様、
ありがとうございました。
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アワビ飼育水槽におけるマコガレイの成長

2018-05-15 16:32:35 | 魚類生産

数年前から、アワビの飼育水槽に増殖するチグリオパス対策としてマコガレイ稚魚を入れています。
チグリオパスとは、ミジンコの仲間で、アワビのエサとなる珪藻を食べてしまうため、増殖するとアワビの成長に支障が出てしまいます。
マコガレイ稚魚を入れると、そのチグリオパスやヨコエビを旺盛に食べてくれます。
また、アワビには接触しないことも大事なポイントです。


写真のマコガレイは去年度の生産時に入れたものですが、大きく成長し、立派に仕事をしてくれています。

今年も3月中旬の選別で出た小さいロットを投入しました。

投入時は20㎜程度でしたが、今日測定すると平均61㎜、
大きい個体では85㎜にまで成長していました。


密度は低いものの、エサが充分あれば20㎜サイズで放流しても
2ヶ月で通常飼育サイズよりはるかに大きく成長するのではないか?と思われます。
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マダイ仔魚<12日齢>

2018-05-08 10:27:04 | 魚類生産

マダイの生産は順調に進んでいます。

今日で孵化後12日目、体長(全長)は5mm程です。

ワムシもしっかり食べているようで、
各器官も発達してきました。

記録用に顕微鏡写真を撮っていると、
模様や骨格が個体によって様々であることが
わかります。

今回は、ギャラリー形式でご紹介します。


よくあるのがこの形です。


頭部が大きめの個体。


こちら小さめ。


角度によっても表情が変わります。


下から。えらぶたが分かりやすくなります。


1回で数個体を撮影するので、他の個体が写りこむことも。


こうして複数の個体を観察し、内臓の形成や尾鰭の成長などをみていきます。

もう少し口が大きくなったら、餌がワムシからアルテミアに移行します。
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