さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

シマノより寄付金

2015-07-31 16:57:12 | 寄付金


今年も、釣具メーカー「シマノ」より
マダイ放流のために多額の寄付金をいただきました。

平成13年より継続的にご支援いただいており、
マダイ生産の大きな励みになっています。

この場を借りて、お礼申し上げます。

(写真は4年前の記念放流の時のもの)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カサゴの放流 <横須賀海辺つり公園>

2015-07-29 16:31:12 | 放流、イベント
7月26日(日)、カサゴの稚魚放流がありました。



会場は横須賀海辺つり公園

夏休みということもあってか、朝から多くの釣り人が訪れていました。




(公財)日本釣振興会神奈川県支部の放流事業で、
全日本磯釣連盟神奈川県支部の開催する釣り大会の
一環として行われました。




9時スタートで放流台の前にて参加者を募り、
当協会専務理事による栽培漁業とカサゴの生産のおはなし。

今日放流したカサゴがどのように育ち、放流後はどのぐらい
大きくなるのか、などをレクチャーしました。




放流はすべり台を使って。

全部で2,000尾のカサゴ稚魚を放流しました。

数年後、大きく成長したカサゴを、
放流した子どもたちが釣り上げることがあるかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サザエの生産

2015-07-29 14:51:29 | 貝類生産
今月に入ってから、サザエの生産がはじまっています。



先週、採卵されたサザエの幼生。

孵化した翌日のものです。

ベリジャー幼生といって、殻の口についた繊毛を
使って泳ぎ回ります。

採苗を経て、一昨日池だしされました。




波板に付着しているものを顕鏡。

幼生期の透明な殻と、
採苗後に成長した半透明の殻が
ハッキリ分かれています。

殻の蓋を開けて触覚と肢を出しています。

中央上部の黒い点は眼です。




顕鏡中も、すぐ歩き出してしまうので、
真上からのアングルで。

半透明の殻は、角ばっているのがわかります。

触覚を2本伸ばして、かなりのスピードで歩き回ります。

波板上の珪藻を食べて、どんどん大きくなっていきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マダイの測定

2015-07-29 10:28:11 | 魚類生産
先日の計量後、サンプルとして持ち帰ったマダイの測定も行いました。



1尾ずつ、体長と体重をはかり、
鼻孔隔壁の欠損の有無を確認します。

マダイは左右に2つずつ、鼻孔があり、
人工種苗では、その鼻孔がつながって
1つになる個体が多く出ます。

その鼻孔隔壁欠損率を算出することで、
漁獲されたマダイの何%が放流魚なのかを
推定することができます。




これが鼻孔が2つに分かれている個体




これが鼻孔が1つにつながっている個体


鮮魚店やスーパーでマダイを見かけると、
ついつい確認してしまいます。

鼻孔隔壁が欠損していても、同じ海で育ったマダイなので
天然魚として扱われ、味などにも変わりはありません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マダイの計量

2015-07-27 11:24:19 | 魚類生産
7月24日(金)、マダイの計量作業がありました。

計量は、出荷・放流に備えて生簀網の収容数を
把握し、揃える作業です。



まずは網を外さずに片側を持ち上げて、




稚魚を片方に寄せます。




稚魚を入れる前の樽の水だけの重さを量ります。




網ですくって樽に稚魚を入れ、




稚魚込みの重さを量ります。

先ほど量った水の量を、この重さから引いて、
予め測定しておいた稚魚1尾分の重さで割って、
尾数を算出します。




魚は隣の網へ。




この作業を、生簀網1つ分が終わるまで繰り返し行います。




計量後、稚魚の体長や体重の計測も行い、
放流サイズに達していることもわかりました。

マダイの稚魚放流も順次始まりました。

県内のみなさんの地域での放流も、もうすぐです(^^)
(毎年、この時期に県内一斉放流を実施しています)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする