先日の計量後、サンプルとして持ち帰ったマダイの測定も行いました。
1尾ずつ、体長と体重をはかり、
鼻孔隔壁の欠損の有無を確認します。
マダイは左右に2つずつ、鼻孔があり、
人工種苗では、その鼻孔がつながって
1つになる個体が多く出ます。
その鼻孔隔壁欠損率を算出することで、
漁獲されたマダイの何%が放流魚なのかを
推定することができます。
これが鼻孔が2つに分かれている個体
これが鼻孔が1つにつながっている個体
鮮魚店やスーパーでマダイを見かけると、
ついつい確認してしまいます。
鼻孔隔壁が欠損していても、同じ海で育ったマダイなので
天然魚として扱われ、味などにも変わりはありません。