さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

マコガレイの放流 <横須賀東部>

2016-05-25 09:04:46 | 放流、イベント
5月24日(火)、横須賀東部漁協(新安浦港)で
マコガレイの放流を行いました。



当協会の放流事業として、組合立会いのもと、
無償で2000尾の稚魚を港内に放流しました。




その場に居合わせた漁業関係者が興味深げに
見ています。

大きく育っ水揚げされたら、またこの港に
帰ってくることでしょう。

そしてこの放流をもって、今回のマコガレイ生産は
無事終了となりました。

関係者の皆様、ありがとうございました。
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キスマスター2016

2016-05-16 13:27:32 | 寄付金


5月15日(日)、シーボニアマリーナにてキス釣り大会が
開催されました。

これは、当日に釣り上げたキスの中から
サイズが大きい順に4尾の体長を測って
トータルの数値で順位を競うものです。



朝、出艇していった船が、計測時間に
合わせて続々と帰ってきます。




入賞すると、ステキなトロフィーと景品が
もらえます。




表彰式。

今回の優勝者は、4尾トータルで1028㎝でした。

ちなみに、釣り上げられた全てのキスのうち、
もっとも大きい魚は女性アングラーが釣り上げた
29.2㎝!

釣りを楽しむ層が増えてきたな、と感じます。



最後に、参加費の一部を水産資源維持のため、と
当協会に寄付していただきました。

いつもありがとうございます。


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マダイの生産作業と取材

2016-05-13 11:51:22 | 魚類生産
今日は、当協会が種苗を提供しているLOVE BLUEの
取材班が来所し、朝から生産作業を密着取材していました。



取材開始の7:30は、アルテミアの回収作業中。

孵化槽からアルテミアを取り出す作業からの
取材スタートです。

アルテミアは、光に集まってくる習性があるため、
暗幕で覆った水槽の下にライトを照らし、底から
ホースで抜き取ります。
孵化後の卵の殻は水に浮くため、上澄みを残すように
回収すれば、殻の除去の手間も省けます。

そうやって回収したアルテミアは、栄養強化のために
別の水槽に移します。




前日から栄養強化をしていたアルテミアは、回収して
洗浄し、仔魚に与えます。




マダイ仔魚の入っている大型円形水槽に、定量のアルテミア
を入れていきます。

なるべく均等になるように、水槽の数箇所から入れます。


次にワムシ培養作業です。



まず培養池からビーカーですくってワムシの状態を観察します。

これによって、餌の食べ残しが無いか、ゴミがどの程度
混じっているのか等を確認します。




ポンプで吸い上げ、回収したワムシを定量取り出して、




計数します。

全体の数を算出したら、種として次の培養に回す分と
栄養強化する分とに振り分けます。




先にエサとなるクロレラを入れた培養池に、種付け用の
ワムシを入れて、本日の朝の作業は終了です。




アルテミア給餌後、貝化石を各水槽に撒いているところです。
貝化石は、水中のゴミなどを沈下させたり、水質を安定させる
作用があるので、これも欠かせない作業です。




マダイ生産の現場責任者も、聞き取り取材に対応。

LOVE BLUEの取材は、昨年度もありましたが、今年度は
現場にフォーカスを当てていきたい、との要望があり、
密着型の取材となりました。

今回の取材内容は、後日、LOVE BLUEのホームページにて
公開されます。⇒マダイの稚魚放流レポート

日々の仔稚魚の成長模様は、Facebookでも毎週公開されて
います。



今日の仔魚。

もうじき体長10㎜になります。

順調にいけば、今月末には沖出しです。
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