アワビの採苗

マダイ・クロダイの放流が終わり、今度はアワビの生産が始まりました。



３日前に採卵したアワビの幼生が、
このパンライト水槽に数百万個体入っています。

今日は、採苗という作業を行いました。

採苗とは、浮遊していた幼生が、付着生活に入るときに行う作業です。


その手順は、



屋外水槽でエサとなる珪藻をつけた波板を、




余分な珪藻をザブザブ洗って落とし、
採苗用の水槽へ入れていきます。




こんな感じです。




この角水槽にも全部入れます。




次に、幼生をパンライトから濾して取り出し、




波板の入った水槽へ入れて行きます。




幼生を入れた水槽をチェック。




幼生です。

下の個体はもう歩いています。

この幼生が波板に付着すると、珪藻を食べながら
みるみるうちに殻が成長してアワビらしい形に変化していきます。

その様子は、またここでお伝えしていきます。

クロダイの放流 <長井>

１０／２２(土)、長井（横須賀市）でイベント放流がありました。




イベントの前に、井尻の岸壁で９０００尾放流です。




トラックから直接ホースで海中へ。




イベント主催者の方は、稚魚に興味シンシン。




なかなかキレイなクロダイです（自画自賛）。




ホースでは追いつかず、手網（たも）を使って放流。




沖では漁師さんが海苔養殖の作業をしていました。

今ではすっかり減ってしまった地元の海苔漁師さん。

こうした文化・産業はずっと残していきたいです。

やはり地元で獲れたものが一番、新鮮で美味しいですから！


そして荒崎海岸へ移動してイベント放流です。



まずは当協会専務理事よりお魚の話。




今度は小さなバケツに稚魚を入れて、




バケツリレーで放流台へ。




「元気で大きくなってね」




「また会えるといいな」

今回の放流は

「荒崎海岸クリーンフェスタ２０１１秋」

というイベントの一環で、

放流の前後も楽しい催しがたくさん企画されていました。

稚魚の提供は（財）日本釣振興会神奈川県支部です。


そして今回をもって、今年度のイベント放流は終了しました。

関係者の皆さん、参加して下さったみなさん、

本当にありがとうございました。

また来年も、どうぞよろしくお願いします！

クロダイの放流 <東扇島>

１０/８（土）東扇島東公園（川崎市）の人工海浜でクロダイの放流を行いました。

川田島ライオンズクラブの主催で、放流尾数は約２０００尾。



まずは主催者等からあいさつがあり、




当協会の専務理事による栽培漁業と種苗生産についてのお話。
参加者は地元の小学生とその保護者。

みなさん真剣に聞いて下さいました。

この人工海浜がつくられてから、「よみがえれ川崎の海」をテーマに
稚魚放流を続けられています。


お話が終わるといよいよ放流です！




稚魚の入ったバケツを１人ずつ受け取ります。




みんな興味シンシンでクロダイの稚魚を観察していました。




今回は１匹ずつ手ですくって放流する子が続出！

魚にかかる負荷は大きくなりますが、
海に入ってからの魚の動きが見えやすい、という発見もありました。




バケツからも放流。




みなさん終始楽しそうにクロダイと触れ合っていました。

ありがとうございました！

クロダイの配布 <野島>

昨日は、野島（横浜市）へクロダイを配布しました。



朝一番でトラックに稚魚を積み込んで、




現地でクロダイ釣り愛好家の皆さんに引き渡します。

放流尾数は、
東京湾黒鯛研究会・野島防波堤海津クラブ・五洋黒鯛研究会・(株)村本海事
で合わせて９０００尾、当協会から約５０００尾です。




釣り船からの沖合放流です。

こちらの放流は毎年実施されているので、みなさん動きがスムーズです。




これからも、よろしくお願いします！