さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

カサゴの放流 <大黒海づり施設>

2021-01-26 09:15:52 | 放流、イベント
1月22日(金)、横浜市にある大黒海づり施設で
カサゴの放流がありました。

これは例年、釣りフェスティバル(フィッシングショー)で
行われていたもので、今年は関係者のみで放流が行われました。


活魚トラックで運ばれてきたカサゴたち


17㎝と大きな種苗です。


海づり施設のスタッフも参加してくれ、
5,000尾のカサゴが放流されました。


この放流は、(一社)日本釣用品工業会の社会貢献事業「LOVE BLUE」の
専門機関と連携した放流事業として実施されました。

関係者の皆様、ありがとうございました。


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本年も宜しくお願いします

2021-01-21 13:47:37 | 貝類生産
すっかり更新が滞っておりました。
2021年もよろしくお願い致します。

飼育現場には年末年始は関係ありませんので、
ずっと通常どおりに現場は動いています。

本年度に採卵した貝類の生育は順調です。


一番大きいのは夏に採卵したトコブシたち。


大きな個体はもう放流できるほどです。

このトコブシ、アワビに比べて知名度は格段に低いですが、
身の柔らかさや食味などはアワビに引けをとらないと言う人も
多い貝です。
更に、アワビよりお手頃に入手できますので、魚屋さん等で
見かけた際は是非、お手に取ってみてください(^^)



屋内飼育のアワビたち。


剥離・選別した中でも大きいサイズの種苗です。


屋外飼育のアワビたち。


シェルターの下や溝に集まっています。


そしてサザエ。


こちらも順調に成長中です。

この5年ほど、生産中に大量斃死が起きたりして
決して順調とは言えなかった貝類の種苗生産ですが、
今年度は今のところとても順調に進んでいます。

採卵時期や採苗方法、池出し後の飼育管理、
剥離のタイミングや、剥離後の飼育管理など、
様々な試行錯誤を繰り返してきましたが、
その努力が報われつつあります。

まだまだ放流までは気が抜けませんが、
きめ細かく観察をしながら、飼育を続けていきます。
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