ラブラブマダイ2011より

松輪の釣船「棒面丸」から、今年も寄付金を戴きました。



これは毎年開催されている年間イベント“LOVELOVEマダイ”で、

1/22（日）に行われた表彰式にて、

参加賞の一部（５万円）をマダイ稚魚放流のために、と寄付していただきました。

棒面丸さん、参加者のみなさん、いつもありがとうございます！

マコガレイの孵化～池入れ

採卵5日後

今にも孵化しそうになってきました。

と思っていたら・・・




半日後には孵化が始まりました！

孵化仔魚はおよそ3mmほど。

まだ眼はしっかりしていません。




7日後

卵黄は小さくなり、眼はしっかりしてきました。

大きさは4mm程度。

体が透明なのでわかりにくいですが、眼は両側にあります。

しばらくすると変態がはじまり、片方に寄ってきます。





孵化率を算出します。




こんな感じで1000ml取り出して、




数えます。


8日後、仔魚がある程度しっかりしてきたところで、



池入れです。

パンライト（透明な水槽）だと過密のため、
大型の円形水槽へ仔魚を移します。

大きめのバケツでやさしくすくって移動させます。

今回は40万匹を移動させました。

マコガレイの発生

1/9・10に採卵したマコガレイですが、順調に発生を続けています。



採卵半日後

透明で判りにくいですが、卵割しているようです。




1日後

右側に小さな割球がたくさんできています。




別水槽の1日後

こちらはすでに胚体（細長いところ）ができてきました。

この胚体が、頭・眼になっていきます。




2日後

胚体の先端が頭の形になってきました。




2日半後

もやもやしている箇所は、細胞分化の真っ最中でしょうか。

その半日後、



3日後です。

眼もできてきて、体色もでてきました。


週明けの孵化が待ち遠しいです。

マコガレイの採卵

いよいよマコガレイの生産がはじまりました。




市場から購入してきた親魚♀

卵でお腹がパンパンに張っています。




まずは♂♀ともに体長・体重を測定し、




お腹を押して採卵して、




そこへ精子をかけて人工授精させます。




今年は水槽に直播です。

去年、従来通りのネットへ付着させる方法と、
試験的な直播の両方を試してみて、直播の方が良かったので、
今年は直播のみでの挑戦です。

海の中では砂地に産卵するので、
自然に近い形といえるのかもしれません。




受精卵




1週間ほどで孵化する予定です。

メバルの仔魚

今日、待ちに待ったメバルも産仔しました！

いつもお腹の大きな親魚は入手できるのですが、
産仔に至らなかったり死産だったりで、
なかなか仔魚を見ることができませんでした。




メバルの産仔直後の仔魚です。

カサゴに比べてかなり大きい！

6mm近くありました。




お腹にある黄色い丸は卵黄です。

ピンク色に見えるものは血液でしょうか。

こんなになるまで親のお腹にいるなんて驚きです。

この大きな口だとワムシでは小さすぎるようなので、
早々にアルテミアの給餌を検討中です。




尾びれもすでに筋が出てきています。


待望のメバル種苗生産。

こちらも目が離せません。