さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

マダイ生産スタート

2018-04-27 09:30:22 | 魚類生産
今週からマダイの生産がスタートしました。

4月24日に産み落とされた卵たち。
翌25日に池入れをして、
本日(27日)、無事に孵化完了しました。


孵化仔魚です。

まだ大きな卵黄をおなかに抱えています。

顕微鏡で覗いていると、心臓がバクバク動いていました。


心臓は左眼の下。

横から見ていると、拍動に合わせて膨らんでるのがわかります。

平たい状態。

膨らんだ状態。
(全長約2.7mmのため、心臓もとても小さくて、
 変化が分かりにくいかもしれませんが。。。)

これから夏の放流に向けて、忙しい日々が続きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マコガレイの巡流水槽での中間育成

2018-04-20 09:00:57 | 魚類生産
当協会のマコガレイ生産は、円形水槽と角水槽を使用して
行っていますが、新たに巡流水槽での中間育成を試行中です。



飼育密度は他の水槽と同等で、水位が格段に低くできるため
注水量が減り、電気代が節約できます。

また、エサやり後に水流をつけて余分なエサを排水と
共に流してしまうため、汚れにくく掃除も手がかかりません。

さらに、他の形状の水槽に比べて尾鰭などの噛み合いも
少ないようです。

ヒラメで巡流水槽飼育を行っている関係機関もありますが、
マコガレイにおいても有用な飼育方法かもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マコガレイ出荷準備

2018-04-16 09:58:54 | 魚類生産
今日は、明日の出荷に備えて
マコガレイの選別・計数をしています。


円型水槽の通路にズラッと並んだ角水槽
手前の3つが選別用、奥が計数用です。


まずは円形水槽から稚魚を取り出します。
水位を下げている間に、リーダーより段取り説明。


水槽内のエア管や底掃除器を取り外して
動きやすいようにします。


いよいよ稚魚を取り出します。
タモですくってバケツに入れて、
円型の外へ渡します。


外へ出た稚魚はまず選別カゴの中へ。
出荷サイズに満たない稚魚は、カゴの目から抜けていきます。


出荷サイズ以上の稚魚を、みんなで計数。


数えながら出荷用のカゴに収容していきます。

今現在、作業続行中。

明日の出荷は2件。
25,000尾のマコガレイ稚魚を準備します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マコガレイの放流 <大黒ふ頭>

2018-04-13 13:38:58 | 放流、イベント
4月12日(木)、大黒ふ頭でマコガレイの稚魚放流を行いました。


無事に放流サイズ(30㎜)まで育ってくれました!


トラックに積んだダンべから、海水ごと吸い出して


立ち合いの人(生麦子安漁業連合組合員)に見守られ、


無事に海中へと旅立っていきました。

今回の放流は、当協会の放流事業(無償放流)で、
横浜東漁協と生麦子安漁業連合組合を対象に、
5万尾のマコガレイ稚魚を東京湾へと放流しました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JICAの研修

2018-04-02 11:11:48 | その他
3月30日(金)、JICA(国際協力機構)の「漁業コミュニティ開発計画」という
研修の受け入れを行いました。

ベナンやコンゴ共和国などから8名の研修生が訪れ、
座学と栽培施設の見学をしていきました。


最初に座学。
「神奈川県の栽培漁業の取り組み」について
スライドを用いてレクチャーを行います。


施設見学


県水産技術センターにて魚具模型の見学


マダイのエサやり


記念撮影
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする