この校舎は、20年前に新築された。玄関は2回まで吹きぬけでいる。玄関に入ると異なる。新築当時、通りかかりの人は、「ホテルかな!、病院かな!」と、近所の人に尋ねたとのことである。
クラスの枠がないオープンスペースです。
教室は、新しい教育の方向、つまり個性を重視する場として、クラスの境を取り除いた学年としてのオープンスペースにしている。
指導は、原則として、学年の担任(数人)が協力して授業を進める。クラスの授業から、必要な時は学年の授業に切り替える。そのため教える先生も変わっていく。
小集団グループでの課題学習になると、オープンスペースの何処の場にいって学習してもよいことにした。そんな時、子供あちは生き生きとグループ活動をする。
児童は今までは、1人担任の先生のみから教わっている。その制度からクラスの枠をこいて、学年の場での指導にかわり、隣のクラスの先生からも教わることになる。
児童は、多くの先生から個性ある指導を受けられ、また、より多くの友人と切磋琢磨ができるようになる。今日まで、社会的激動と困難を乗り越え、創設以来120年を迎えてきたのである。誠にお目出度いたい。楽しい余韻を残しながら、学校を後にした。