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人的補償で長野を獲得

2019年01月07日 23時01分19秒 | オフシーズン
 球団は、丸のFA移籍に伴う巨人からの人的補償として長野を指名したと発表しました。

 新年早々に驚きの発表があり、驚くと共にかなりの衝撃を受けました。
 以前に、鈴木球団本部長が高額年俸者であっても戦力になると判断すれば獲得に動くと予告していましたが、巨人のプロテクトから若手有望選手を外させる揺さぶりかと思っていたので、事前の報道どおり若手の左腕投手を指名すると思っていただけに、ベテランで高額年俸の長野は全くの想定外でした。

 松田オーナーが、4連覇、日本一を考えたときに、育成で間に合っていない部分を現実的に考えての指名であると明かしましたが、赤松や一岡を獲得した頃とはチーム状態が全く異なっており、将来性よりも現在の戦力低下を防ぐという視点が考えれば、これ以上ない素晴らしい補強になったと思います。

 外野陣は選手層が厚いものの、確実にスタメンを任せられるのは鈴木誠だけであり、野間は今季も昨季と同様の成績を残せる保証は無く、バティスタや西川、メヒアらでは長いシーズンを乗り切ることは難しいので、丸の穴を埋めるためには即戦力の外野手が欲しいところです。
 その点、長野であれば、昨季116試合に出場して、打率.290、13本塁打、52打点の成績を残しているので、十分にレギュラーとして計算できます。

 また、起用方法につても、攻撃では丸の代わりに3番を任せられます。もしフル出場が難しくても新井の代わりに代打の切り札としても起用できます。一方の守備では、左翼での起用が想定されますが、野間が打撃不振でスタメン落ちした場合には長野を中堅、左翼にバティスタや西川らを起用できるので、攻守とも起用の幅が広がります。

 更に長野は実績十分で、試合や練習に臨む姿勢は若手の手本となり、人望も厚いとのから、チームの精神的支柱となってチームをまとめる存在と成り得ます。また外国人選手の面倒も見ていたようなので、エルドレッドの代わりにもなりそうです。

 唯一気になるのはFA権を保持していることから、来オフにFAで移籍する可能性があるということですが、年俸が高いことから再び人的補償を求められるので、来季の補強ポイントに応じた選手の獲得ができます。

 今回も相手の嫌がる素晴らしい人的補償ができたと思います。

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