阪神 000 000 000 0
広島 300 000 20X 5
勝利投手:床田2勝2敗
敗戦投手:秋山9勝5敗
本塁打:[広島]鈴木誠19号、坂倉8号
會澤が1軍復帰して、即6番捕手としてスタメン出場すると、初回2死後に敵失で2死2塁のチャンスを貰い、鈴木誠の2点本塁打と坂倉の本塁打で天敵秋山から3点を先制しました。
5回には安打と犠打で1死2塁とするも、鈴木誠が左飛、坂倉の死球を挟んで會澤も左飛に倒れて得点を奪えませんでした。
2軍から昇格した床田が先発して、初回に先頭の近本に安打を打たれるも、中野、ロハス・ジュニア、サンズを三者連続三振に斬って後続を断つと、5回まで3回を除いた毎回走者を背負いながらも後続を断って2塁さえ踏ませませんでした。
6回に2死1,2塁と初めて得点圏に走者を背負いましたが、糸原を三振に斬って無失点で凌ぎ、6回5安打10奪三振無失点の好投でした。
7回は森浦が1安打無失点に抑えると、7回裏に2番手及川から2死1,2塁として坂倉が2点適時2塁打を放って待望の追加点を挙げました。
8回は塹江が三者凡退に抑えると、9回は島内がマウンドに上がり1死1,2塁のピンチを招きましたが、代打糸井を一ゴロ、代打佐藤輝を三振に斬って無失点で凌ぎ、零封リレーを完成させるとともに、阪神に快勝して同一カード3連勝でチームは4連勝となり中日に並んで4位タイに浮上しました。
チームの精神的支柱である會澤が1軍復帰して、即スタメン出場したこともあり、投打とも締まった試合となりました。
打線は、初回に敵失で得たチャンスで4番鈴木誠が本塁打を放って先制すると、続く坂倉も本塁打を放って8連敗中の天敵秋山から3点を奪いました。
2回以降は走者を出しながらも得点を奪えませんでしたが、7回に四球と敬遠で得た2死1,2塁のチャンスで坂倉が2点適時2塁打を放ち1安打で2点を挙げてダメ押しをしました。
4番鈴木誠に当たりが戻ってきたこともありますが、5番坂倉も好調をキープしており、クリーンアップが打てばチームの雰囲気が良くなり、活気も出て繋がりが良くなりました。さらに會澤が復帰したことで更に打線の状態が良くなると思うので、ここから反撃が始まりそうですね。
先発した床田は、直球の切れが良く、制球も安定しており、毎回のように走者を背負いながらも一度も連打を許さず5回まで2塁さえ踏ませず、自己最多の10個の三振を奪う好投でした。もちろん床田の状態が良かったこともありますが、それだけでなくマスクを被ってリードしたのが會澤だったことも好投を導いた要因だと思います。
床田が先発としてほぼ完璧な素晴らしい投球をしたことで、次回の先発機会を掴み取りました。次戦の登板内容で真価を問われることになると思うので、次戦も好投して空席となっているローテ6番目の座を掴んでほしいですね。