SB 000 010 020 3
広島 000 100 000 1
先発の玉村は、3回1死1,2塁のピンチを招くも、後続を断って無失点で凌ぐと4回まで3安打無失点に抑えました。5回に1死2塁とされると、2死後三森に適時打を浴びて同点に追いつかれるも、6回は三者凡退に抑えて、6回を5安打2四球1失点の好投でした。
7回はケムナが1安打無失点に抑えましたが、8回に登板したフランスアが、2死後に3連続短長打を浴びて2点を失って勝ち越しを許してしまうも、9回はコルニエルが三者凡退に抑えました。
打線はクロンを4番に起用しましたが、初回1死1,3塁で併殺に倒れて好機を逸すると、2回無死満塁では1死後に中村奨が併殺に倒れてしまいました。
4回には無死1,3塁から林が適時打を放って先制点を挙げるも、その後の1死満塁では中村奨と野間が凡退して追加点を奪えず、5回の1死1,2塁と6回の2死1,2塁も後続が倒れて追加点を奪えませんでした。
勝ち越された直後の8回には2死満塁と一打逆転のチャンスを作るも、安部が三振に倒れて無得点に終わり、エキシビジョンマッチ最終戦を白星で飾ることができず、3勝5敗1分と負け越しました。
期待のクロンは、2打数無安打2四死球と快音は聞かれず、初回の先制機では最悪の二ゴロ併殺に倒れてしまいました。この2試合の結果だけ考えれば、1軍昇格は厳しいと思われますが、今後の期待料込みで1軍昇格となるように思います。今後の爆発を願いたいですが、いつまでも待つことはできないので、復調の気配が感じられないようであれば、早く入れ替えの決断をしてほしいですね。
一方でエキシビジョンマッチで極度の不振に陥っていた林は、昨日に続き今日も2安打1打点1四球とマルチ安打で上昇気配を感じさせ、後半戦開幕に向けて不安を払拭しました。
しかし、打線全体では繋がりを欠き、再三のチャンスを得点に繋げられず、7安打9四死球ながら4回の1得点のみに終わり13残塁の拙攻でした。
エキシビジョンマッチ全9試合を通して打線が繋がらない試合が多く、前半戦の課題解消とはならなかったことは、後半戦に向けて大きな不安材料となりました。頼みのクロンが本領発揮できないと長打力不足は解消されないので、繋ぐ攻撃は必須となるだけに、この拙攻の繰り返しは気がかりです。後半戦開幕まで残り2日間しかありませんが、少しでも改善されることを願いたいですね。