阪神 100 201 110 6
広島 212 002 00X 7
勝利投手:ケムナ1勝1敗
敗戦投手:村上勝1敗
セーブ:栗林1敗22S
本塁打:[広島]鈴木誠18号、菊池涼10号、林6号
先発の野村祐輔投手が3回1/3を投げて7安打3失点で降板。味方の援護に好投で応えられず、今季初勝利をつかむことはできなかった。
先発の野村は、初回1死から四球と盗塁で1死2塁とされ、ロハス・ジュニアに適時打を浴びて先制を許し、なおも1死1,2塁のピンチを迎えましたが、佐藤輝と糸原を抑えて追加点を許しませんでした。
直後の1回裏に1死1,2塁として、2死後に坂倉が2点適時2塁打を放って逆転に成功すると、2回には2死2塁から野間が適時2塁打を放ち、続く3回には鈴木誠と菊池涼がそれぞれ本塁打を放って着実に追加点を挙げました。
野村は、3回に2死満塁のピンチを招きながらも木浪を二ゴロに打ち取って無失点で凌ぎましたが、4回に無死2,3塁とされて近本の適時打と中野の犠飛で2点を失ったところでマウンドを塹江に譲りました。
1死3塁のピンチで登板した塹江は、ロハス・ジュニアと佐藤輝を抑えて追加点を与えず、野村は3回1/3を投げて7安打3四球3失点でした。
5回からはケムナが登板するも、6回に1死1,3塁のピンチを招き、ロハス・ジュニアに適時打を浴びて1点を失い、なおも1死1,2塁のピンチでしたが、サンズと佐藤輝を連続三振に斬って追加点は許しませんでした。
1点差に追い上げられた直後の6回裏に1死1塁から林が2点本塁打を放ってリードを3点に広げましたが、7回に登板した森浦が1死3塁から梅野に犠飛を浴びて1点を失ってしまいました。
7回裏に1死1,2塁としながら坂倉が遊飛、長野が三振に倒れて無得点に終わると、8回登板したコルニエルが連続四球で無死1,2塁のピンチを招いてしまいマウンドをバードに譲りました。
代わったバードは、ロハス・ジュニアを併殺に打ち取るも、サンズに適時内野安打を浴びて1点を失ってリードが1点となりました。
9回は栗林が登板して三者凡退に抑えて1点のリードを守り切って、チームは3連勝で後半戦初のカード勝ち越しとなりました。
打線は8安打7得点と投手陣を援護するも、先発野村が3回途中で降板してしまい、その後もケムナ、森浦、コルニエルが失点を重ねて6点を失い、辛うじて逃げ切りました。
その中で光ったのは塹江とバードでした。塹江は2点差に追い上げられた4回1死3塁の場面で登板して、ロハス・」ジュニアと佐藤輝を抑えて追加点を許さず、阪神に傾きかけた流れを止めました。
そして7回に森浦が1点を失い2点リードで迎えた8回にコルニエルが連続四球を与えて無死1,2塁の一打同点のピンチを招いてしまったところで登板したバードは、ロハス・ジュニアを遊ゴロ併殺に打ち取りました。続くサンズの適時内野安打で1点を失うも、最少失点で凌ぎ1点リードで9回の栗林に繋ぎました。
この8回のピンチを1失点で凌ぎ切ったことが今日の勝利の大きなポイントだったと思われ、バードの投球がチームを救ったと言っても過言ではありません。
一方のコルニエルは、明らかに状態が悪くとても8回を任せることはできないと思います。疲れが出ていると思われますが、それ以上に失点が続いて自信を失っているように思えます。一度、楽な場面での起用に配置転換して自信を取り戻す必要があると思います。