ヤクルト 100 220 021 8
広島 101 001 000 3
勝利投手:サイスニード2勝1敗
敗戦投手:大道4勝4敗
本塁打:[ヤクルト]サンタナ8号
先発の大道は、初回に死球と2塁打で無死2,3塁とされると、山田に適時打を浴びて先制を許し、さらに四球で無死満塁のピンチを招きましたが、オスナの右飛を鈴木誠の好返球により3走青木を本塁で刺し、続く中村を三ゴロに打ち取って1失点で凌ぎました。
直後の1回裏に敵失と安打に四球で1死満塁として、坂倉の犠飛で1点を挙げて同点に追いつきました。3回には1死1,3塁として鈴木誠の適時打で1点を挙げて勝ち越しに成功しました。
大道は、2回に2死1,2塁は青木に右飛に打ち取って無失点で切り抜けましたが、4回無死2塁でサンタナに2点本塁打を浴びて逆転を許すと、5回にも無死1,3塁とされて村上に2点適時2塁打を打たれてマウンドを塹江に譲りました。
代わった塹江はオスナを三振、中村を二飛、サンタナを三振に斬って追加点を与えず、大道は5回0/3を投げて、9安打3四死球5失点でした。
6回は高橋樹が登板して三者凡退に抑えると、6回裏に2死後連続長短打で1,3塁として、暴投で1点を返し、高橋樹が7回も続投して2死1塁からオスナに2塁打を打たれましたが、左翼西川の好返球により1走青木を本塁で刺して無失点で切り抜けました。
しかし、ここで雨脚が強くなり59分間の中断となりました。試合再開後の7回裏に1死1,2塁の一打同点のチャンスを作るも、西川が三振、小園が二ゴロに倒れて無得点に終わりました。
すると、8回に登板した島内が2安打と四球で2死満塁のピンチを招き、代わったバードが青木に2点適時2塁打を浴びて痛恨の2点を失ってしまいました。
9回はケムナが安打と2四球で2死満塁として、渡邉に適時打を浴びて1点を失って試合が決してしまい、チームの連勝は2で止まり、最下位転落となりました。
投手陣が6回を除く毎回の16安打を浴びて8点を失って一方的な大敗となりましたが、試合中盤ではカープに試合の流れが傾いていたものの、打線が掴み損ねてしまいました。
高橋樹が2回を無失点に抑え、打線は6回1点を返して2点差に追い上げて、7回には1死1,2塁で上位打線に繋がり、一気に同点または逆転の雰囲気がありましたが、西川と小園が倒れて追撃ムードが途絶えてしまい、8回に島内が痛恨の2点を失って試合の流れを手放してしまいました。
7回裏に最低でも1点返せていれば、試合展開が変わっていた可能性があっただけに残念でした。
また、先発の大道は立ち上がりは制球に苦しみ、初回に1点を失い、なおも無死満塁の大ピンチでしたが、味方の好守に助けられて1失点で凌ぎ、2回と3回は何とか無失点に抑えるも、ここで立ち直ることができず、味方が勝ち越した直後の4回にサンタナに逆転弾を浴びてしまい、続く5回も2点を失ってKOされました。
大道は2試合連続KOとなってしまい、後半戦に入って状態を落としているようです。今の状態ではローテを外されても仕方ないと思われますが、2軍に代わりになる投手が見当たらないので、我慢して復調を待つしかなさそうです。
大瀬良が完全復調して先発陣が安定するかと思われましたが、中断期間を挟んで九里と大道が調子を落としてしまったのは残念です。今季はなかなか投手陣が揃わないですね。