広島 000 000 000 0
中日 020 001 00X 3
勝利投手:松葉2勝2敗
敗戦投手:玉村2勝4敗
セーブ:R.マルティネス1敗11S
本塁打:[中日]堂上4号
先発した玉村は、2回2死1塁から堂上に2点本塁打を浴びて先制を許しましたが、4回は小園の失策で迎えた1死2塁のピンチでは、A.マルティネスと高橋周を凡打に打ち取って無失点で凌ぎました。
しかし、6回2死後に内野安打と盗塁で2死2塁とされて、ビシエドに適時2塁打を打たれて痛恨の3点目を失ってしまい、6回を投げて4安打3失点で降板しました。
打線は6番に長野、8番に上本を起用してテコ入れを図りましたが、4回まで中日先発松葉に完全に抑えられ、5回に鈴木誠がチーム初安打を放って盗塁などで1死3塁の得点機を作るも、長野の一ゴロで3走鈴木誠が本塁を狙うもアウトになってしまい得点を奪えませんでした。
続く6回には2死後に3四死球で2死満塁の好機を貰いましたが、鈴木誠が代わった田島に三ゴロに打ち取られて無得点に抑えられました。
7回は高橋樹が2死1,2塁のピンチを招くも、渡辺を二ゴロに打ち取り無失点で凌ぐと、8回はコルニエルが1死3塁とされながらも、後続を断って得点を与えませんでした。
しかし、打線は7回を福、8回を又吉、9回をR.マルティネスにそれぞれ無安打に封じられて1安打零封負けを喫して、チームは30イニング連続無得点で4連敗となりました。
打線の不振は深刻です。これまでは安打が出るものの適時打が出ない拙攻でしたが、今日はついに1安打に抑えられて、昨日の森下に続き玉村も無援で見殺しとなってしまいました。
5回と6回の2度の得点機も活かせず、5回は期待の長野が一ゴロに、6回の2死満塁では鈴木誠が三ゴロに倒れてしまいました。特に6回の鈴木誠は0-2からボール球を空振りしたのは痛かったです。見逃していれば0-3となり、代わったばかりの田島に大きなプレッシャーを与えられて、押し出しを嫌がって甘い球が来る可能性が高まったと思われ、さらにこの逸機が直後の3失点目に繋がったので、この1球は試合展開に大きな影響を与えたと思います。
この重苦しい空気を払拭する選手が出てきてほしいですが、現状では見当たらないだけに苦しいです。こんな時は4番の一振りが雰囲気を変えられると思うので、明日は豪快な打撃を見せてほしいですね。
球団は、昨季限りで退団したK.ジョンソン投手が現役を引退することを発表しました。
K.ジョンソンは2015年から2020年までの在籍6年間で57勝37敗、防御率2.76の成績を残し、2015年に最優秀防御率、2016年は沢村賞も受賞するなど、カープのリーグ3連覇を支えました。
K.ジョンソンはまだまだやれたと思っているので、今でも退団は惜しまれます。また、「カープの一員だったことをファンの皆さんに覚えておいて欲しい」という本人の意向があり、東京五輪の米国代表としての招致依頼を辞退していたということも嬉しいですね。
このコロナ禍が治まれば、球団にはエルドレッドのように引退セレモニーを行ってほしいですね。
お疲れ様でした。そして、本当にありがとうございました。