宮応かつゆきの日本改革ブログ

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「米基地で3人射殺、発砲イラク帰還兵自殺」”派兵米兵60万人が心的外傷後ストレス障害(PTSD)”

2014年04月05日 | 憲法・平和

 【ワシントン=時事】(「しんぶん赤旗」4日付)「米南部テキサス州のフォートフッド陸軍基地で2日夕(日本時間3日午前)米兵の男が持っていた拳銃を発砲し、3人を殺害しました。 負傷者は16人に達し、男も現場で自殺しました。 軍高官によると、容疑者(34)は基地内の医療区域の建物に入って発砲を開始。 建物を出てもなを銃撃を続け、駐車場で女性兵士と対峙して自殺しました。 最近購入した45口径の拳銃を犯行に使用したといいます」

 「容疑者は2011年に4カ月間、イラクに従軍。 帰国後は心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状を疑われ、うつ病などの治療を受けていました。 記者会見した高官は『テロであることを示す証拠はない』と述べました」

 「フォートフッド基地は、5万人以上が勤務する米軍最大規模の施設。 基地では09年11月、イスラム教徒の元軍医がイラクのアフガ二スタンでの戦争に抗議し、【聖戦】と称して米兵ら13人を射殺する事件が起きていました。 また、米軍施設では、昨年9月に首都ワシントンの海軍施設で、契約社員の男が散弾銃を持ちこんで乱射し、12人を殺害する事件もありました」

 「オバマ大統領は訪問先のシカゴで、基地が過去に乱射事件の現場になった事実に触れ、『何が起きたのかを究明する。 胸が張り裂ける思いだ』と記者団に語りました。 大統領は12年にコネティカット州の小学校で発生した乱射事件を受け、銃規制を強化すると公約しましたが、議会の反対が根強いことから、、大きな成果を得られていません」

【しんぶん赤旗3日付「あはようニュース問答」より】

 「陽子 イラクやアフガ二スタンから帰還した退役米兵の自殺者が、推計で1日22人以上にのぼるというね」

 「晴男 退役軍人とその支援者でつくる『全米イラク・アフガニスタン帰還兵】(IAVA、27万人)が3月に出した白書で告発したね」

 「陽子 2001年9月にアメリカがアフガンに戦争をしかけてから、かれこれ13年。 アフガン戦争からイラク戦争が続いて、計260万人以上が派遣され約5万2000人が負傷、戦死者は5800人以上というけれど」

 「晴男 深刻なのは、戦争ストレスさ。 国防総省に近いシンクタンク、ランド研究所によると、派兵米兵のうち60万人が、戦地で経験した戦闘や破壊の恐怖から心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患っている。 激しい戦闘で、戦死者を見たり、負傷したりすることで、死への恐怖が鈍感になってしまうという」

 「陽子 現役米兵の自殺者も2012年には349人と、アフガンでの戦死者の数を上回ったわ。 現役も退役も自殺が後を絶たない。 米陸軍も長期の戦闘が兵士の心身をむしばんでいることを認めていた。 薬物乱用、アルコール中毒、個人的な経済問題も指摘されている」

 安倍政権は、日本を「戦争する国」に変えようと、憲法の解釈を変え、憲法そのものを変えるために、あらゆる分野で暴走をはじめています。 戦争している国・アメリカの実状を見れば、戦争がどれほど人間を「ハカイ」するものであるか、そして、人間社会そのものを破壊するのであることを冷厳に語っているように思います。