宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を、共産党の躍進をめざします。

神奈川県の選挙戦の特別な意義と役割についてーあさかさんの「手記」を読んで

2019年08月12日 | 2019年参院選

 日本共産党は8月8日、「日本共産党創立97周年記念講演会」を開催し、志位和夫委員長が「共闘の4年間と野党連合政権への道」と題して講演を行いました。

 志位委員長の講演内容は、8月10日付の「しんぶん赤旗」に掲載されました。 是非、多くの方に読んでいただきたいと思います。

 参議院選挙全体の総括と教訓については、中央委員会総会で行われる予定です。 「志位講演」では、参議院選挙が切り開いた新たな政治的局面に対する確信と教訓、野党連合政権樹立への提案と決意が熱く語られています。

 志位氏が解明した参議院選挙の到達点を学ぶ中で、神奈川のたたかいを全面的に総括し深め、教訓を確信にしていくことが大切だと考えています。 その点で、「しんぶん赤旗」6日付「首都圏版」に掲載されたあさかさんの「手記」に注目しています。 (「以下、「あさか手記」と略)

 「あさか手記」は冒頭部分で次のように述べています。

 「今回の参議院選挙で、比例35万票、選挙区42万票を超える得票を得ましたが、議席に届きませんでした。 空母の母港となっている米軍横須賀基地、オスプレイが飛来する厚木基地、ミサイル司令部が置かれる相模総合補給廠など枢要な米軍基地がおかれ、大企業が集中する神奈川県で日本共産党の議席をとることの重要性と困難さを身に染めて感じました」

 参議院選挙の総括は、志位委員長の「記念講演」を基本にしながら、各都府県で深められるこになると思います。 そこで、「あさか手記」が指摘した、「神奈川県で日本共産党の議席をとることの重要性と困難」さについて、私自身の活動も含めて考えさせられています。

 日本の政治改革を前進・発展させるには、首都圏の活動が決定的な意味を持っていると考えています。 そうした中での神奈川県の政治的、経済的、軍事的役割は、「あさか手記」が指摘しているとおりです。

 こうしたことは、権力・支配勢力が最も重視していることです。 今回の神奈川選挙区のたたかいの経過と結果はこのことを改めて私たちに強く印象づけるものになったと言っていいのではないでしょうか。

 自民党は比例得票は、1,272,423票(34.86%) 選挙区の自民・島村氏の得票は917,058票(25.17%)で、この票差は、-355,365票(-9.69%)に及びました。

 改憲・増税与党とその補完政党と候補の得票・率は次のとおりです。

 公明党の比例得票は、413,533票(11.33%)、同党の佐々木氏の得票は615,417票(16.89%)、比例票との差は、+201,884票(+5.56%)

 日本維新の会の比例得票は、326,788票(8.95%)、同党の松沢氏の得票は575,884票(15.81%)、比例票との差は、+249,096(+6.86%)

 一方、野党共闘政党の立憲民主党の牧山氏は同党の比例票を52,863票(1.48%)上回りました。 共産党のあさか氏は比例票を70,216票(1.95%)上回りました。

 低投票率のなかで、公明・佐々木氏、日本維新の会の松沢氏の得票増は驚異的ではないでしょうか。 また、自民・島村氏の得票の異常さが際立っています。 両氏とも現職であること等を考慮しても、深い検討が求められると思います。

 この結果から、私たちが得ていた情報やメディアがほとんど報道しなかった、「強烈な共産・あさかシフト=共産党には絶対議席を与えない」戦略、作戦が改憲・増税勢力が総力を挙げて分厚く組織されていたことが十分考えられると思っています。

 このことは、逆に私たちがめざしているたたかいの大きな意義を「身に染みて感じさせられた」選挙であったということでもあるのではないでしょうか。

 あさかさんは、「手記」の最後の部分で、次のように述べています。 この思いと決意を共有したいと思います。

 「地道な活動の継続と綱領路線への確信をもった挑戦を恐れないたたかいが、希望をつくり、未来を切り開くことを学んだ選挙でもありました。 共産党員としての誇りを胸に、新しい時代を、みんなで切り開いていきたいです」

 

 

 


「れいわ」の選挙選ー”心からの言葉 だから刺さった” 「朝日」紙編集委員 国分高史氏

2019年08月01日 | 2019年参院選

 「朝日」紙 編集委員の国分高史氏の「多事奏論」欄の記事を読みました。 今回の参院選で初登場の「れいわ新鮮組」の活動と躍進が注目されています。 日本共産党も「れいわ」代表の山本太郎代表の応援を受けてたたかいました。 感謝とお礼を申し上げたいと思います。

 国分氏は「山本代表以外のほぼ無名の候補者たちが発する言葉の強さ」を次のように紹介しています。

 「元コンビニオ―ナ―は、『強い者が弱い者をいじめる。 コンビニはそういう世界。 もういい加減、強い者が人間を部品のように扱うのはやめてくれ』。 元派遣労働者のシングルマザーは、『若者が政治に無関心なんて絶対にウソ。 政治が若者を、貧乏人を排除している。 だったら、こっちは手作りの政治をつくるしかない」

 「れいわの候補者はみな、自分の生活に根差した『言いたいこと』を持っていた。 それが聴衆の心に刺さった。 演説後に何人もが寄付の受付に列をなし、財布から千円札を取り出した光景がそれを物語る」

 私たちの間でも選挙前から、れいわのSNSの活用や、街頭での動画放映などの選挙戦術が話題になっていました。 そして、生かせるものは生かす努力もしました。 しかし、今一つ私には納得が得られませんでした。

 国分氏の記事を読み、”心からの言葉”こそが何より大事であることを学ぶことができた、と思っています。


「自民党に対抗できる野党が必要」 80% =「読売」紙世論調査(7・22~23調査)

2019年07月26日 | 2019年参院選

 21日投開票の結果を受けて、各紙が「世論調査」結果を報道しました。 私が読んだ世論調査結果は、「朝日」「読売」「共同通信」のものです。

 これらの世論調査結果のなかで、私が最も注目させられた項目が、「読売」紙24日付の次の質問と回答結果でした。

 ☆ 「あなたは、自民党に対抗できる野党が必要だと思いますか、そうは思いませんか」

  回答 ・「必要だ」 80 ・「そうは思わない」 14 ・「答えない」 6

 また、各紙の世論調査では、「改憲勢力が3分の2に届かなかった」ことについて、共通して質問をしています。

 「朝日」 ・「よかった」 43 ・「よくなかった」 26

 「読売」 ・「よかった」 48 ・「よくなかった」 35 ・「答えない」 17

 「共同」 ・「よかった」 29.8 ・「よくなかった」 12.2 ・「どちらともいえない」 56.2

  3つの世論調査では、いずれも「よかった」が「よくなかった」を上回っていることが特徴です。

  さらに、安倍政権に「一番力をいれてほしい政策」は、「朝日」は、「年金など社会保障」 38でトップ。 「読売」では、「優先的取り組んでほしい政策」のトップは、「年金など社会保障」が41でトップでした。

 一方、「憲法改正」については、いずれも、「3」で並びました。

 日本共産党は、7月22日付の中央委員会常任幹部会が「参議院選挙の結果について」声明を出し、評価、教訓及び課題について明らかにしました。 そのなかで、次のように強調しました。

 「参議院選挙の全体の結果できわめて重要なのは、自民・公明・維新などの改憲勢力が、改憲発議に必要な3分の2を割ったことです」(1)

 「この結果をつくるうえで、市民と野党の共闘は決定的役割を果たしました。 全国32の1人区のすべてで野党統一候補を実現し、10選挙区で大激戦を制して勝利したことは、きわめて大きな成果です」

 「とりわけ共闘の力で、安倍首相による改憲策動に痛打を与え、政治局面を変えたことの意義は大きなものがあります」

 この成果を踏まえて、私たちは、総選挙にむけ、市民と野党の共闘をさらに大きく発展させ、安倍政権を倒し、新しい政治をつくるために力をつくす決意です」と述べています。

 全国的な新たな政治局面を踏まえ、神奈川県、地域の」たたかいの到達点を冷静に分析し、総選挙に勝利する活動を開始したいと思います。

 

 

 


”尊厳をもって生きるために=主権者・国民の力を今、発揮の時

2019年07月07日 | 2019年参院選

 2019年参院選が4日公示され、激戦が展開されています。 選挙戦が公示あれると選挙関連の宣伝が制限され拡声器などを使った音声での宣伝ができなくなります。 

 有権者はほとんどが一般の新聞、テレビ等の報道で情報を得て、投票を判断ることになります。 そうした点では、日常と違った異常な事態のなかで、主権者としての判断が要求されることになります。 

 世界的にも異常な日本の選挙制度の後進性ではないでしょうか。 これは同時に、支配者・権力側にきわめて都合のいい制度でもあります。

 こうした中で、今回の参議院選挙が公示され、志位和夫日本共産党委員長は東京・新宿の第一声で冒頭に次のように訴えました。

 「日本の命運を分ける参議院選挙がはじまりました。 この参議院選挙を、主権者である国民の力を大いに発揮して、『安倍政治サヨナラ』の審判を下し、国民の誰もが希望と安心してくらせる日本をつくる選挙にしていこうではありませんか」

 「みなさん、尊厳をもって、生きるための一票を、今度の選挙ではどうか日本共産党にたくしてください」

 「主権者・国民の力」「尊厳を持って生きるための一票」の言葉に身が引き締まる思いを強くしました。 この言葉は、何よりも安倍政治への最も根本的な対決の立場を込めたものと考えています。 ご一緒に野党共闘の勝利、日本共産党躍進のために頑張りましょう。