昨日、沖縄では辺野古埋め立て問題をめぐって、県民投票が行われました。 投票率は5割を超え、7割を超える県民が辺野古埋め立てに反対を表明しました。 大きな激励を受けました。 志位和夫委員長24日、県民投票の結果を受けて、次の談話を発表しました。 25日付「しんぶん赤旗」掲載から紹介させていただきます。
「一、沖縄の県民投票の結果は、辺野古埋め立て反対の明確な民意を示すものとなりました。 この結果は、沖縄の民主主義、地方自治の勝利であり、沖縄県民の歴史的な勝利です。 多くの困難を乗り越えて県民投票を成功させた沖縄県民のみなさんに、心からの敬意を表します。
一、安倍政権に対して、県民投票に示された沖縄の民意を重く受け止め、辺野古新基地建設のための埋め立てをただちに中止することを求めます。 普天間基地は「辺野古移設」という「条件付き」では、永久に返ってきません。 無条件での撤去を求め、米国と交渉することを、強く求めます」
「辺野古反対 うねる民意」。 これは、「朝日」(25日付)31頁の「見出し」です。 この「民意」を生み出した原動力になったのが、「若者たちだった」と若い世代の活動を紹介しています。
以下少し紹介させていただきます。
「引っ張ったのは『辺野古』県民投票の会代表の元山仁士郎さん(27)。 24日夜、那覇市内で報道陣に『初めて基地のことを話し、投票にいく人がいた。 沖縄の民主主義が発展する一歩になった』と喜んだ」
「対話のため、何か新しいことができないか――。 通っていた東京の大学院を休学し、沖縄に戻って県民投票をめざすための会を立ちあげた。 SNSで知り合った見知らぬ若者らも加わって計9万筆超の署名を集め、県民投票の条例案請求にこぎつけた」
「政府は沖縄の民意を無視し、工事を続けてきた。 分断を生む動きは変わるのか。 元山さんは言う。 『沖縄のうむい(思い)を重く受け止めてほしい。 日本に住む一人一人は、この結果をどう考えるのでしょう」