9月25日投開票でたたかわれた座間市議選で日本共産党は少数激戦を勝ち抜き3名全員が当選しました。
今度の座間市議選は、総選挙の前哨戦のたたかいでもありました。自民党は甘利明前大臣を後ろ盾に前回公認ゼロの市議選に6名の公認候補、推薦5名の陣容でたたかいに挑みました。全員当選すれば定数の半数を占める作戦です。出来れば共産党の議席を消しさりたいと狙っていたのかもしれません。
座間市は衆院小選挙区神奈川13区の地域でもあります。この選挙区から甘利議員が選出されています。今月初めには、甘利議員と市議選の予定候補者11名の励ます会が、同市内のハーモニーホールで開催されました。”主役は甘利氏だった”と参加者は語っていました。
私は、自民党の大がかりな作戦は、座間市議会を自民党と公明党で乗っ取り、在日米陸軍前方司令部及び自衛隊の中央即応集団司令部が共同で使用しているキャンプ座間の地元で戦争法・安保法制の全面稼働に向けて市民を動員する強固な態勢をつくろうとしていることを強く感じさせられました。
また、甘利議員は、座間市議選で自民党を大勝利させ自らの金銭疑惑に政治決着をつけようと企んだとも考えられます。
選挙戦の結果は、こうした自民党の思惑どおりにはいかなかったと思います。座間市の有権者は、自民党や甘利氏の計略を見抜き厳しい審判を下したのではないでしょうか。
特に、象徴的なのは、日本共産党の星野久美子候補の得票です。星野さんは、前回初挑戦で得票数944票、23位、最下位当選でした。今回は、得票数1654票、13位で堂々の勝利でした。健康にも多少不安のあった中で4年間ずっと、週4回駅頭に立ち、市民の身近な要求にもよく相談にのり、市民の要望の強い公園のトイレの改善などを実現してきました。 星野さんの活動は共産党の原点を改めて示していると思います。こうした活動こそ、どんな攻撃にも打ち勝つ力、市民の信頼を勝ち取る力を持っていることを教えてくれました。
皆さんに心から、お祝いを申し上げます。
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