「おめでとう、平昌。 この17日間、伝統に根ざしながら、未来への道を示す大会を味わうことができた。 韓国と北朝鮮の選手たちは(開会式の)合同入場で、平和な未来を信じることを私たちと分かち合ってくれた。 このはかない世界の中で、スポーツが私たちを一つにしてくれることを示してくれた」(バッハIOC会長 閉会式のスピーチより)
「五輪は平和と調和の中で世界を一つにする。 平昌で世界は一つになった。 とりわけ韓国と北朝鮮の選手たちが友情を育み、それがスポーツを超えたより大きな可能性を示した。 平昌でまいた平和の種は、それほど遠くない将来に大きな木へと育つだろう。 南北の選手の願いは、朝鮮半島統一の礎としての役割を確かに果たすはずだ」(イ・ヒボム・平昌五輪組織委員会会長)
いずれも、「時事」配信「しんぶん赤旗27日付掲載」より。
第23回冬季五輪平昌大会で日本選手団は、史上最高のメダル13個(金4、銀5、銅4)を獲得し、日本国民、世界の人々を感動させてくれました。 その原点は、一人一人の選手のあくなき挑戦と勇気、選手を支えたテレビ画面にはほとんど現れない支援者の人たちの努力でした。 メダリストたちが共通して、”自分だけの力だけでは勝てなかった”と感謝の思いを語っていたことが、感動をさらに大きく広げていたのではないでしょうか。
バッハ会長やイ会長ら主催者の言葉に、強い平和の決意を感じました。 万が一にも、朝鮮半島で武力衝突が発生してしまっていたら、平昌五輪は開催できなかったでしょう。 戦争は絶対起こさせない、オリンピックを必ず成功させるための努力が文韓国政権を含めて真剣に全力で行われ、今回の大きな成功をつくりだしたと思います。 バッハ会長の「おめでとう、平昌」の言葉にこれらの努力への感謝の思いを感じます。
2020東京五輪成功への最大の教訓は、平和でなければ、東京五輪は開けない。 東京五輪を成功させるためには、朝鮮半島で、東アジアで戦争を起こさせない。 どんな国際紛争も対話と外交で解決する。 この教訓を実行し、発展させることが、主催者、日本政府に、そして国民的決意にしていくことが大切になっているように思います。