豚骨劇場

東北地方大地震により被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

ホースセラピー

2006年06月08日 18時29分07秒 | シネレポ
「ドリーマー」「ダドゥ」に次いでホースセラピー第3弾
「雪に願うこと」行ってきました。
馬関連の映画はこれで3本目。
ホント馬ってセラピー効果があるっていうか、
可愛いお目目をみてると何か癒される気分になります。
一度近くで触れてみたい気分になりました。

今作で登場する馬はサラブレッドのような競走馬ではなく
ばんえい競馬という重りを乗せたそりをひきながら競争する北海道特有のレース(文化遺産だそうです)で
活躍する馬。サラブレットとはまた一味違う力強さを感じる馬。
朝靄の中、白い息を吐きながら全身から湯気をあげて走る姿は美しくどこか神秘的。
めちゃくちゃ感動的な映像でした。
馬見るだけでも一見の価値あり。

物語は、東京で事業に失敗して全てを失った学(伊勢谷)
帯広で“ばんえい競馬”の厩舎を営む兄・威夫(佐藤)の元へ13年ぶりに戻ってくる。
兄の厩舎で個性的な仲間たちや馬と共に寝起きするうちに、学は人生をやり直す気力を取り戻してゆく。
人生の挫折と再生の物語

佐藤浩市が無骨な堅物って感じで、故郷を捨てた弟学にちょっときつい態度を取るが
態度とは裏腹で優しさを感じる。なんかイイ感じ。
厩舎の仲間たちも地味だが存在感あっていい味だしている。
派手さはなく、泣かそうとする過剰な演出もなく
淡々としてるが、やはり素晴らしいロケーションとキャラクターと馬のおかげで
グッと引きつけられるものがある。

ハリウッド映画にも韓流映画にもない日本映画のイイところココにあるって感じか。
ちょっと褒めすぎだけど、こういう映画好きです。

ひとつ気になったのは、レースで獲得賞金100万いかなかった馬は
熊本の阿蘇送りになるんだとか。
阿蘇の動物公園とかに入れられるのかなぁと思ったら
馬刺しにされるんだと
これホントかなぁ?
そ、そんな話聞いたら馬刺しもう食えません