じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

無理が通れば・・・

2017-07-11 21:04:27 | Weblog
☆ 戦前、内務省と文部省は仲が悪かったようだ。

☆ 戦後、内務省はGHQによって解体されたが、官邸及び内閣府は、かつての内務省的存在になっているのだろうか。

☆ 大臣の序列を見ても、文科省は微妙な順位にある。超大物が文科大臣になることはまずない。戦後しばらくは学者が大臣を務めていたが、いつからかそんな風習もなくなった。


☆ 加計問題。前川元次官の言葉を信じるか、官邸や内閣府の面々の言葉を信じるかと言えば、おのずから明白だろう。

☆ 官邸筋や某大新聞は、前川氏に圧力をかけているようだが、不都合なことがあるのだろう。

☆ 「ゲスの勘繰り」と野党を揶揄した自民党の重鎮がいたそうだが、そうした思い上がりが都議選の大敗に結びついているのではなかろうか。


☆ 個人的には、前川氏を存じ上げないが、彼は筋を通そうとしているように思える。人格をおとしめようとする自民党の個人攻撃こそゲスの極みであると私は思う。

☆ 無理が通れば道理が引っ込む。ご政道がゆがむ。

☆ 黄門様の印籠でもかざしたいところだ。
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「大学入学共通テスト」

2017-07-11 01:21:05 | Weblog
☆ 共通一次、センター試験、そして「大学入学共通テスト」。略称は「共通テスト」になるのかな。(気の早い人は、商標争奪戦か)

☆ それにしても、「共通一次」が導入されたのが1979年、「センター試験」になったのが1990年。そして、2020年に「共通テスト」。40年で3度の衣替えは、多いのか少ないのか。

☆ 今や大学全入時代。中学レベルの英語で合格できる大学が結構ある。そもそも学力試験のない入試もある。

☆ 少子化が進み、18歳人口が急減しているのに、大学の数や入学者数は逆に増えている。大学進学率は50%を超える。大学のレベル低下は無理もない。

☆ 大学の「大衆化」。それ自体は悪くない。18歳人口に偏重せず、幅広い世代の学びの場とすればよいのだが。

☆ 経営努力をしない大学は生き残れない。経営が苦しくてもなかなか統廃合されないのは、行政の計らいか。一族経営的なあり方か。原発と同じく依存体質から抜けられないのか。

☆ そうした既得権益さえも揺るがすのは、やはり財政基盤だ。私の出身大学(国立の教育大学)は財政が厳しくて、真剣に統廃合を考えているらしい。


☆ ところで「共通テスト」。記述式の導入と英語に民間テストを導入するのが特徴だ。

☆ 記述式の効用はやってみないとわからない。採点は民間に委託するとか。入札だろうが、大量の答案を一定の期間に処理するとなると、できる企業は限られてきそうだ。手間をかけた割に効果がなければムダだ。

☆ 英語は、英検かTOEICかTOEFLを使うようになるのだろう。ただ、TOEICはビジネス英語、TOEFLは留学英語だ。結局は文科省との縁が深い英検か。それを見越してか、英検のスコアがわかりにく「国際基準」になった。

☆ 厳正に試験が行われるかどうかも課題だ。各学校や塾などで行われている「準会場」という形はなくなるのだろうか。塾としては負担が減って助かるが、運営が大変そうだ。当面、大学受験に関係する準2級以上だけ、公開会場での受検とするのかな。


☆ 大学入試改革は、高校のあり方にも大きな影響がある。高校が大学の予備校化している現状がある。旧制中学、旧制高校のような一部のエリートだけを教育するならそれもいいだろうが、大学大衆化時代の高校のあり方も検討が必要だ。

☆ ともかく2020年は、教育界にとって一つの大きな変革期になりそうだ。 

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